『毒になる親』

これ素晴らしい本。

私も著者にカウンセリングして欲しいくらい。

何が一番響いたかって、毒親を許さなくていいということ。

これまでカウンセリングめいたものを受けたり本を読んだり人に相談すると、必ず言われたのが「親を許しなさい」ということ。

そのたびに親を許せない私は器の小さい人間なんだって落ち込んでいたけれど、この本では毒親を許すのではなく、怒りという感情を抱いている自分を許しなさいと言っている。

なんだかその一文を読んだだけでスッキリするものがあった。

私はかつて毒親と対決しているので、結果はどうであれ過去と自分と私なりに正直に向き合ってきているつもりである。

それでもまだなお消化しきれていない部分もあるので自分の中できちんと整理してまた読み直してみたい。

 

『サファイア』

出ました湊かなえ。

短編でイヤミスではない。

さらっと読めた。