今回は大学の同級生の結婚式である。


同級生たちに会うのはたぶん2年ぶり。

半数が既婚者子持ちってことで、だんだんシングルの肩身が狭くなってきた。

家のローンの話も、子供の乳離れも、全くもって未知の世界でございます。


今回の花嫁は、私が参列した式の中で一番貫禄があった。


バージンロードを父親の緊張をよそにずんずん歩く花嫁。

神父の前でガチガチになった新郎の代わりに笑顔をふりまく花嫁。

誓約書(?)に慎重に名前を書く新郎と、事務的にさっさと名前を書く花嫁。

披露宴で、教科書を読むようにサラサラと両親への手紙を読む花嫁。


いや、前々から思ってたけど、さすが…。

意外に涙もろい私が一滴も泣かなかった。


その中で、親族の席に大学で同じ実習班で実験をしてた子を発見した。

びっくりして聞いてみたら、新婦の従兄弟と結婚して、親族になっちゃったんだって!

しかもその従兄弟っていうのが、実は隣の実習班の男の子。

でさらにさらに、同じ実習班だったもう一人の女の子と男の子が結婚したことも判明。


ちょっとー。

みんなそんな近場で恋愛してたなんて全然知らなかったよ。


いやー待て待て。

あの実習班が毎回定時に帰れたのは、誰のおかげだ?

悩むことなくレポートを書けたのは、誰のおかげだ?

7時間かかる解剖を4時間で終われたのは、誰のおかげだ?


私がせっせと実験を仕切っている間に、残りの3人は将来の人生設計をしていたのか!!


でも、みんなの話を聞いていると、結婚っていいものだなって思う。

結婚願望ないって思ってたけど、やっぱり1回くらいはしてみたいかな。