興奮して朝4時起床。
「早朝の一人歩きは危険!」とガイドブックに書いてあったので、ダッシュで駅まで行き、マチュピチュ行きの電車に乗った。
標高が高いからすーっごく息が切れて苦しかった。

本当は朝からゆっくりいろんな遺跡を巡りながらマチュピチュの麓に入って、午後はマチュピチュ村の温泉で疲れを癒し、そして翌朝マチュピチュに上って日の出を見るって1泊2日プランだったんだけど、帰りの電車が全線満席のため日帰りプランに変更。
くやし~~い。

でもマチュピチュ、やっぱりすごかった!!
よくテレビや雑誌に出てくる定番風景もさることながら、そこから周りの山や川を見渡したときの圧倒的な大自然は、空中都市の神秘的な存在感をより一層引き立てていると思う。
あんなに高いところで自給自足の生活をするって、今では考えられない。
コンビニもライブハウスも遊園地もない時代の遺りもの。

予想以上に広いし気温も高くて疲れたので、帰りにマチュピチュ温泉に入ったんだけど、これはとても大失敗だった!!
深さ1メートルくらいの屋外プールに黄色く濁った海水臭いお湯が入っていて、山から落ちてきた葉っぱや見たことない虫の死骸が山ほど浮いてるの。
そしてボロボロの水着を借りて入ってみると、見えないプールの底に砂利が敷き詰めてあるようで、非常に不気味だった。
この温泉の効能は不明らしいが、衛生的健康的精神的にメリットは全くない気がする。

そしてこのマチュピチュ温泉から何かがおかしくなった。

まず温泉の後、軽くランチを食べようとしたら、注文してから出来上がるまで30分待たされ、電車に間に合わないからボックスに入れてくれと頼んだら紙皿2枚で挟んだ状態で渡された。

そして帰りの電車も行きと同じように時速30キロでノロノロ山道を4時間走ったのだが、私はどうやら降りる駅を間違えたらしい。
目的の駅はクスコ中心街にあるはずなのに、降りてみたら真っ暗な山道だった。
途方に暮れた私は、私同様間違えて電車を降りてしまったらしいリマから旅行中の女の子を発見。
カタコトのスペイン語で説明したら一緒にタクシーに乗せてもらえることになった。


でもその真っ暗な場所でタクシーつかまえるのに20分もかかったの!
しかもしかもようやくつかまったのが完全個人の乗り合い乗用車で、4人乗りなのに大人が7人も乗ってギュウギュウだし、ちょいちょい道ばたで止まって人が乗ったり降りたりするし、下り坂ですごいスピード出してるんだけど車のメーターは時速0キロのままだし、相変わらず道は真っ暗だし、とにかく全部が怖かったので無事に中心街に着いたときは、泣きました…。


一緒にいた女の子の交渉のおかげでタクシー(?)料金はすごい安かったけど。
マチュピチュで買った紙皿に挟まれたランチを車の中に忘れてきたけど、この際ドライバーの夜食にでもどうぞ。

そのまままたいろんな人に道を尋ねながら無事ホテルまで辿り着き、お腹すいてたけど疲れたのでそっこー寝た。
なんかペルーに来てから、ペルーの人はあんまり好きじゃないって思ってたけど、今日はそのペルーの人にとても助けられた1日だった。

クスコのオスタル泊。