「スルメとは、イカを開いて内臓を取り切り、干してできた食品。」
これは今日私が初めて知った衝撃の事実である。
聞いた瞬間に、眉間にシワが寄るほど驚いた。
私はイカを干してできたものは「サキイカ」、スルメを干してできたものが「スルメ」、スルメイカでは「サキイカ」も「スルメ」も作れる、と思っていた。
つまり、海中には「イカ」
と「スルメ」
と「スルメイカ」
が共存していると思っていたのである。
しかし、「スルメ」という海中生物は存在しなかった！
「スルメ」が食品名だったなんて！！
古代ギリシャの哲学者ソクラテスは言った。
「私は何も知らないことを知っている。」
…まさに、その通りでございます。
知ることはなんて素晴らしいのでしょう！
感激する私を尻目に、親戚一同の視線はとても冷たかった。