友達と焼き鳥を食べに行った。
その店は、秋田比内地鶏と名古屋コーチンと薩摩軍鶏の味比べが自慢の焼き鳥屋で、私はとても楽しみにしていた。
ところが、店で3大地鶏の合わせ盛りを注文してみたところ、店員が恐縮しながら言った。
「申し訳ありません。本日、名古屋コーチンを切らしておりまして、合わせ盛りの内容が、秋田比内地鶏と薩摩軍鶏と普通の鶏となりますが、よろしいでしょうか。」
…えーっと。
「普通の鶏」って…??
疑問に思いながらも、とりあえず合わせ盛りを1人前注文。
しばらくして合わせ盛りが運ばれてきた。
お皿の上には焼き鳥が3本。
なんとなく3本とも見た目が異なるが、どれが何の鶏なのかよくわからない。
店員さんに聞けば良かったのだが、食欲に負けて聞きそびれた。
3本の串のうち、2本は鶏っぽかった。
残りの1本は歯ざわりがブヨブヨ。
共通してるのは、全部おいしーいっ、ということ!!
実際に食べてみても「普通の鶏」が何なのかはわからず、味比べもわからず、今回わかったのは、腕のいい人が焼くとなんでもおいしい、ということだ。