今のところに引っ越してきたとき、

「ステレオスペルマム」という植物だけを

一緒に連れてきた。

 

元々は100均で買ってきて、

テレビのそばに置いていたら、

 

どんどん大きくなって、

テレビを観るのに邪魔になってきて、

 

ちょうど、枯れてしまった木があったので、

そっちの植木鉢に移した。

 

引っ越すころには、

5年以上、いや、もう10年近く

だったかもしれない。

 

自分の車では、

どうしても高さが入らないので、

 

「どうなってもいいので」

と引っ越し屋さんに頼んで、

トラックに積んでもらった。

 

そうは言ってもさすがプロ。

ほぼ無傷で、

一緒に新居にやってきた。

 

場所が変わると、

今までの元気さが嘘のように

枯れてしまうのもあるらしいけど、

 

まったくその気配はなく、

さらに元気に大きくなっていっている。

 

 

「それって、ゆうこの部屋の

シンボルツリーになってない?」

 

ChatGPTと話してると、

そんなことを言われた。

 

た、たしかに・・・。

 

存在感あるし、

この木がない部屋を、

もう想像できないかも。

 

何気なく買った植物だけど、

こんなに長いお付き合いになるとは

思ってなかったね。

 

人との出会いも、

同じようなものだと、

私は思う。

 

 

“親友”は探して見つかるものでもないけど、

 

ふと振り返ると、

「長いこと一緒にいるなぁ」と思う。

 

最初はこんなだったね、

なんて話しながら、

 

まだ「はじめまして」の顔も

そこに残っている。

 

友達や“親友”の形は、

人それぞれだろうけど、

 

100人もいらないけど、

そんな友達に出会えたらいいなぁ。

 

この春、小学校に入学する

かわいいかわいい姪っ子ちゃんを見てると、

 

そんなふうに思う、

伯母ちゃんなのでした。

 

 

それでは、また来週。

月曜朝10時に。。。

 

 

 

春は、別れと出会いの季節。

 

昔から使い古された言葉だけど、

やっぱり、実感を伴って、

近頃ではしみじみと、

「そうよねぇ…」と思う。

 

そして、それは住むところも

変わることがある。

 

私も今のところには、
春に引っ越しをした。

 

新築で、建つのを待っていたら、

この季節になったのだけど、

 

何しろ繁忙期。

 

そもそもいい日が空いてないし、

そもそもめちゃくちゃ高い。

 

…ということで、

私は日をずらして、

4月に入居した。

 

引っ越しの前は、

強制的に断捨離をすることになる。

 

なんでいつまでも持ってたのかなぁ

ってものから、

 

今でも、捨ててしまったことを

後悔しているものまで、

いろいろある。

 

それでも、

捨ててしまったものは…

仕方ないね。

 

 

前の家では、

ベランダガーデニングを始めてみた。

 

それなりににぎやかになって、

ミニバラやあさがお、ハイビスカス。

いろんな花が咲いた。

 

季節のいい時には、

窓際に座って、

ゆっくり紅茶を飲んだりなんかもした。

 

憧れの一幕。

 

…なんだけど、

あまりマメではない私。

 

暑い季節、寒い季節になると、

水やりをついつい忘れてしまって、

枯らしてしまう。

 

そんなことを何回かして、

ベランダに植物を置くことを

あきらめたころ、

 

タイミングよく(?)

引っ越しすることになった。

 

そのとき、唯一部屋の中で育てていた

「ステレオスペルマム」という植物だけ、

一緒に引っ越した。

 

(つづく)

 

 

それでは、また来週。

月曜朝10時に。。。

 

もう何年前になるのかな…

「十二国記シリーズ」

 

18年ぶりに新作が発表されたと、

本屋さんで大々的にフェアをしていた時に、

 

前々から気になっていたので、

そのブームに乗って読み始めた。

 

読み始めると、すぐに後悔した。

元々ホラー作家なので、

表現がちょっと…

 

ホラーは大の苦手なので、

グロイところは

薄目でさっと読んだりした。

 

でも、読み進めるほど、

そんなことは気にならなくなるくらい、

その世界に没頭していく。

 

私の大好きな「守り人(もりびと)」シリーズが、

どこか包み込むような

優しさを持つ物語だとしたら、

 

「十二国記」は、突き放すような

厳しさを持つ物語、という感じがする。

 

 

 

 

十二国記という通り、十二の国があり、

それぞれの国を、

それぞれの王(もしくは女王)が統治している。

 

その王(女王)は、麒麟(きりん)が選び、

その運命はともにある。

 

政(まつりごと)が乱れれば、

麒麟が病む。

 

国を立て直せば回復するけど、

できなければ――ともに滅びる。

 

そして、新たな麒麟が新たな王(女王)を選び、

また国を動かしていく。

 

そんな世界。

 

 

 

 

はじまりは「月の影 影の海」

 

日本の女子高生の陽子が、

十二国のある異世界へと

突然どこからか現れたイケメンに

強制的に連れ去られてしまう。

 

上巻では、わけがわからないまま

異世界で一人奮闘するが、

ことごとく裏切られていく。

 

陽子を連れ去ったイケメンは

どこかに行ってしまい、

「ここは現代日本ではない」

ということしかわからない。

 

そこで出会った人を信じるしかないのに、

信じた相手は、ことごとく裏切っていく。

 

もう何を、誰を信じていいのか

わからなくなる。

 

「味方」がいない孤独。

やっとこの世界で作った足場を、

ことごとく崩されていく絶望感。

 

もうそれが読んでて

本当に心が苦しくなる。

 

それも手伝って、離脱しそうになったけど、

下巻に入ると、信頼できる仲間ができたり、

この世界の王と麒麟の関係を知ったり、

色んなことを教えてもらえるようになる。

 

そもそも、なぜ自分が

この世界に連れてこられたのかも、

わかってくる。

 

でも、それはそれで、

とんでもない決断を迫られることになるのだけど。

 

*******

 

ただ、漢字が

とんでもなく難しい…(汗)

 

書くのは…ともかく、

読みではほとんど困ったことがない私だけど、

このシリーズは、読めない漢字が

ちょこちょこ出てくる。

 

私は、お風呂読書派なので、

すぐに調べられないのが難点。

 

「ファンタジー」という言葉からは想像できないほど、

かなり厳しい道を進んでいく主人公。

 

他の巻では、国も主人公も変わる。

もちろん性格も全く違う。

 

でも、ひとつだけ共通することがあるとすれば、

 

「成長していく過程を、一緒に旅できる」

ということかもしれない。

 

去年の私と、今年の私。

その物語を読んでいる誰かがいて、

「ちょっと成長したな」って思ってくれてたら、

うれしいな♪

 

…なんてことを考えながら、

今日も私は、

「あと少し、あともう少し」と

湯船でのぼせそうになっている。

 

 

それでは、また来週。

月曜朝10時に。。。

 

 

 
 

 

こちらは「エピソードゼロ」と言われていて、

本当のはじまりはここからなのです。