先日、娘の学校で、
プッチーニ 「蝶蝶夫人」 のオペラ鑑賞会がありました。
この前の、国立劇場 の 歌舞伎鑑賞 に引き続き、
今回は、新国立劇場 にて。
未来の 新国立劇場の 観客となる、高校生 に
高校生だけのための オペラ公演 ということでした。
チケットは前もって、学校から個人に配られ、
当日持参して、現地集合。
期末テストも終わり、娘も友人たちと待ち合わせして、
ワクワクした様子で出かけて行きました。
観客は高校生といえ、内容は、一流陣のコンサートです。
オペラ・・・ まず 長いです。
4時間。
しかし、生の、オーケストラの迫力と、
あれだけの出演者が今そこで発する声の迫力に、
うとうと・・・なんてするはずもなく、
圧倒 されて帰ってきました。
「 ライブ=生演奏 」
そこで起こることは、瞬く間に過ぎ去り、
再びかえってこない。
終わると、儚ささえのこる。
だからこそ、その一瞬一瞬の発せられる音に、
聴衆側も緊張感を持って臨む。
脳科学者 茂木健一郎さんは、
ライブ演奏を聴くという、
無意識のうちに緊張感を受け止めている脳は、
自ずと能動的な状態になり、
そこに生まれた感動には、能動性があるという。
能動的、主体的な感動は、自分自身の経験として残り、育て、
確固としたものになるという。
そして、それこそが「生きる」ということで、
人生そのものかもしれない、とおっしゃっている。