北京:たべもの編 | シテキイシキロク  

写真で綴る、北京の美味しいものたち。


今回日程がちょうど旧正月(向こうのお正月)にぶち当たっていたので

とにかくレストランやお買い物が不安だった旅。


□■2/16■□


着いたのがこっちでいうところの12/30なので、

大晦日元旦にまともに動けるか食べれるか

とにかく心配だったのです。

都内の元旦みたいな感じだったらどうしようと。

だから、食べたいものはチャンスを逃さないよう前倒しで

最初の夜、いきなり北京ダック。

(私にとっては今回の旅の目的の一つでありましたダーック♪)

料理人が、頼みもしないのに気付いたらそばにやってきて

いきなり目の前でさばくさばく。ひゃーほうっ。

西洋人もユウコもシャッター切りまくりっすよ。ザ・観光。


ここは『全聚徳』という北京ダックの老舗。

今回の宿も、このレストランも、

王府井(ワンフージン)という地区にあります。

故宮や天安門広場に程近くどうやら北京で一番の繁華街のようです。


メニューが殆どダック関連だった。

当たり前なのだろうが、もーすこし野菜も置いてくれ。

でも美味しかった。いくらくらいだったかな?

一人3000円もあればお腹いっぱいみたいなかんじだったかな?

いやそんなにかからなかったかな。

とにかく日本で食べるのとは、一桁違うんじゃないかと。

北京ダックというとあの生春巻きの皮みたいのに包んで食べるのが

一般的ですが、今回「包まずにそのまま食べた方が美味しい」

ということを学びました。

でも油のりまくりだから、あんまり沢山は食べられないよ。モタレルヨ。


左がダックの舌のスープ。

舌と書くと何かグロそうに思われるかもしれないのだが

ぷにゃにゃんと柔らかくて好吃。

牛タンと違って、偉く小さくて繊細。

北京ダックとディープキッス!ってなもんだ。

ってなんだそりゃ。


右の白濁してるのがコラーゲンたっぷり濃厚スープ。

これも很好吃(=大変美味しい)!いくらでも飲める。

ユウコはスープものに滅法弱いのです。


□■2/17(旧暦の大晦日)■□


人々が浮き足立ってるニューイヤーズイブ。


中国人の何が好きかって(仕事相手としてはきついのかも?だけど)

裏表がなくて素直なところ。好奇心全開なところ。

マイペースなところ。自然体なところ。

(気分がいいと大声で鼻歌…というよりはコブシ等思い切り効かせ、

歌ってます。町中でそんな人を見かけます。老若男女ウタ歌い。)


今宵もそんなかわいいところをしかと垣間見ました。


ホテルの部屋から見えてた地元の人が行くような全く無名の

しかし小綺麗なレストラン。

店の人たちはとにかく数時間後に迫る年越しが気になって気になって

しょうがない様子。そして明らか店員が多すぎ。

どうやら今夜はこの店で、オーナーや料理人の親族らが集まって

朝までパーティの様子。

オーダーすれば、全力で複数の料理人が腕を振るうので、

(早く仕事を終わらせたいらしい)凄い速さで出てくる。

このスピード感こそがまさに中華。

サーブしてくれるのは、誰かの子どもと思われる小学生くらいの男の子。

料理名間違えたり、照れて早口になったり、

とにかくはしゃぎまくりでかわいい。


で、私たちが食べていることも途中から忘れられたかの様に

料理人たちは先ほどにも増す勢いで自分達のパーティ用の

ご馳走を作り出し、カラオケ大会のリハまで始まって

なんだか気分は便乗気味でウキウキ。

いや、私ら、忘れられてんだろうけど。

何かお会計せずに帰ってしまっても気にされないくらいの勢いでした。


奥の、赤い唐辛子浮いてるのが田鰻の炒め物。

日本で田鰻って食べたこと無いけど中国では必ず

オーダーする。鰻より淡白で小魚感覚で頂ける。

手前のミドリ色のが、ユウコセレクトの青菜のなんとか。

青菜を一旦さっと炒め鮮やかな色を出しておいて

とろりとしたスープに仕立ててある。これ超美味しかった。

同行者達もお気に召してた。

左がクラゲ的冷菜。何気に辛いのと寒いのであまり箸が進まず。

右の平たい壷みたいなのに入ってんのが…何だっけ。

鶏肉・・・?野菜・・・?などなどが煮込んであるスープ??

あああ、軽い記憶障害なので。

もしLiがここを見てたらコメントで付け加えてください。

お願いします。

やっぱこう地元民が行くようなレストランは美味しいね。楽しいね。


ついでに新年の「町ごと花火大会」を散策後の深夜2時ごろかな?

この店の前を通りかかったら、

私たちの食べた食器や、ビールが残ったグラスまで

テーブルは全く手付かずのそのままで、

相変わらずパーティは続いていた。

花火やったりとか。

全部まとめて明日にでも片付けるつもりなんだな。

いいね、そういうおおらかなとこ。見習わないと!



□■2/18(旧暦の元旦)■□


最後のディナーは大好物の火鍋で。

元旦と言うこともあって、近所の火鍋屋さんはオヤスミで、

慌ててフロントに教えてもらったところはちょっと高級。

五つ星ホテル紹介だからまぁそんなもんだろう。

でもやっぱり美味しかったよ。辛いもの好きにはたまらんす。

(横浜関内にも火鍋屋さんがあって、野菜沢山食べたいときとかは

けっこう行きます。勿論中華街にもあるよ。)



火鍋とは四川風シャブシャブです。スープは選べて、

いつも片方を激辛に片方をマイルドにします。

これは、マイルドなほうにトマトやらネギやら生姜やらが

ダシとして始めから入ってました。ここにお肉や野菜や

お豆腐や水餃子などを投入して頂きます。

ちなみにお肉などをつけるタレも選べて、それが面白いことに

「川崎」っていうの。

馬鹿の一つ覚えみたいに、私はいつも「川崎」です。

少し魚介臭くてまろやかで辛い味噌って感じ。


ユウコったらこの店の小嬢(ウェイトレスさん)に、

酔っ払って絡みまくり?呆れ&笑われまくり。

いや、でも同年代だからね。ちっさいシンパシーが生まれた。

酔ってたので私が一方的に感じただけかもしれないけどねい。(*^・^*)


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■



ニューイヤーイブの夜、部屋に戻ると

ホテルからのHAPPY NEW YEAR PRESENT!!

中身はハイアットチョコレート。ナッツ入りで美味しかった。

お酒やお茶を飲みながら夜な夜な食べた。



コンビニで発見したレモンビール。

アルコール度数低すぎてレモンソーダみたいだった。

2%とか。お風呂上りの炭酸って幸せ。