イライラ、やる気が出ない?コメ食の歴史から学ぼう!現代型栄養失調に注意! | 大分 エデルパン(絵出る)パン教室 ぱなん

大分 エデルパン(絵出る)パン教室 ぱなん

大分市田尻パン教室

講師あなんゆうこ

切ったら絵が出るパンを
「エデルパン」と名付けました。

「絵出る」の意味と、周りの人を笑顔にする「笑出る」の願いを込めています。
お気軽にご連絡ください。

大分市で

 

見て食べて心うごくパン

エデルパン(笑出る)パン作りの教室

大分エデルパン教室ぱなんを主宰しています

阿南祐子と申します。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

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(写真:米ぬかバンズ/エデルパン初級レッスン)

 

 

健康にいいものを選びながら

美味しいパンやおやつを“楽しむ”ことを

大切にしています^ ^

 

 

はじめましての方はこちらもどうぞ

 

 

梅雨シーズンとなりました。

気圧の変化などで、不調を起こしている方も

多いのではないでしょうか。

 

 

私は今、美味しい

玄米のスイーツについて

勉強しているんですが。

 

 

調べものをしている中で、

この時期に皆さんに

お話したいなーと思った事について

今日は、書いてみたいと思います。

 

 

 

 「玄米が身体にいい」

言われる理由について、

歴史を遡ると、少しわかることがありました。

お付き合いいただけると幸いです。

 

 

 

 

江戸の食卓と謎の奇病の関係

白米は日本人の主食ですが、
いつ頃から食べられていたのか
というところからお話ししていきます。
 

 

玄米を精製して「白米」が食べられるように

なったのは奈良時代だそうです。

ですが、その頃はまだ、

特別階級の貴族の食べ物でした。

 

 

白米が庶民の食卓に並ぶようになるのは

米の生産量が拡大し、

政治も安定した江戸時代になってからです。

 

 

人口密集地の江戸の町では

火災対策で、一日分のお米を

まとめて炊いていました。

 

作り置きのため、

傷みやすい玄米雑穀米を避けて

白米を食べることが一般化していきます。

 

 

そのころの食事は大量のごはんと、

おかずは漬物程度だったと言われています。

 


一日三食コメ食文化が定着した江戸の町では、

足元がふらついたり倦怠感など

謎の不調をきたすものが続出します。

 

 

地方のものが江戸を訪れると、体調を崩し、

地元に戻ると回復することから

「江戸煩い」と呼ばれていました。

当時まだ地方では玄米や雑穀を食べる事が、

主流でした。

 

 

この謎の病気が

ビタミンB1不足から起こる「脚気」

であることは、明治時代に解明されました。

 

 

 

 

脚気の症状とメカニズム

「脚気」と聞くと、膝をコツンとたたく検査を

思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

(世代によるかな)

 

 

これは、末梢神経障害を調べる反射テストで、

1960年代までは健康診断の必須項目だったそうです。

 

 

膝のくぼみをコツンとハンマーで叩いたときの

反応を見て末梢神経の異常を判断するんですね。

 

 

脚気の症状は、イライラ、手足の痺れ、

筋力低下による歩行障害、

心機能の低下、手足のむくみなどで、

最悪の場合は心不全で亡くなることも

あるんだそうです。

 

 

最近では、

2023年のNHKの朝ドラ「ブギウギ」の中で

主人公の幼馴染タイコちゃんが

脚気で伏せっていたのが印象的でした。

戦争未亡人となり、身寄りもなく

息子くんが靴磨きで日銭を稼いで

なんとか暮らしている状況でした。

ドラマを観ていた方はわかると思いますが、

寝たきりでかなりの重症でしたよね。

 

 

 

ドラマの中では、タイコちゃんは

治療を受けることができ、

みるみる回復されてましたが、

ビタミンB1は生命維持にもかかわる

大切な栄養素なんですね。

 

 

 

 

 

現代型栄養失調に注意

現代では、ビタミンB1は
食事で自然に補えるようになり、
脚気を発症する人は少なくなっています。
 
 
ですが、ビタミンB1は
糖質の代謝や、アルコールの分解などに
多く使われるため、
糖質をたくさん摂ったりインスタント食品の常食
アルコールの大量摂取などが
ビタミンB1不足を引き起こし、
脚気を発症することもあるそうです。
 

 

カロリーはとれていても

必要な栄養が取れていないというのは

かなり問題ですよね。

 

 

スイーツ大好き、

たまにはインスタントにも頼りたい、

ビールとワインが大好きな私には

耳が痛い話ですが、

 

 

カロリー高めの嗜好品も

意識しないと栄養不足を起こす

可能性があるという事ですね。

 


朝から弁当作り、洗濯、出勤、

仕事、親の用事、宿題の丸ツケ

習い事の送迎、食事の支度、部屋の片づけ

あれこれやっていて気が付いたら

 

 

「朝ごはん食べ損ねた」

「1日おにぎりしか食べてない」

「昼ごはん代わりにスイーツだった」

 


ビタミンB1に限らず、

鉄、カルシウム、たんぱく質など

必要な栄養が実は足りていない。



そんな女性は、多いんではないでしょうか。

少し見直すきっかけになれば嬉しいです。

 

 

 

いかがでしたか。

米食の文化にまつわる歴史から

栄養失調についてのお話をしてみました。

 

 

まとめ

 

◎江戸の奇病は偏った食生活から

 

白米だけに偏った食生活で

多くの日本人が病気を患った歴史がありました。

エネルギーだけでなく、

バランスの取れた食事が大切ということです。

 

 

◎江戸煩い=「脚気」の症状とメカニズム

 

ビタミンB1の不足が原因で

糖代謝、神経伝達が異常をきたすと、

イライラ、手足の痺れ、

筋力低下による歩行障害、

心機能の低下、手足のむくみなどが起こります。

 

 

 

◎現代型栄養失調に注意

 

現代では、ビタミンB1は

自然と食事から取れていますが、

糖代謝、アルコール分解にたくさん使われるため、

糖質の過剰摂取や、インスタント食品の常食
アルコールの大量摂取などが
ビタミンB1不足を引き起こすこともあります。
 
 
 ビタミンB1に限らず
「バランスが取れた食事をすること」
「嗜好品は取りすぎないこと」
わかりきった話ですが、
みなさんと同じ目線の主婦が話すことで
伝わる方もいるかなと思い
書いてみました。
 
 
イライラや倦怠感など、
身体のサインが起きている方は、

自己判断せずに、

医療機関を受診してみることを

おすすめします。

 

 

 

玄米粉を使ったレッスンのご案内です。

よろしければご覧ください。


 

 
 

はじめましての方はよろしければ、

こちらもどうぞ→講師プロフィール

 

 

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