昔、何かのTVで見たことがある。
９０年代にゴールデンでやっててすごく人気な、一芸を持った視聴者からの投稿番組。
４０代くらいの女性が中指１本だけ使って笑顔をつくりながら洗顔するというオリジナルの美容法を披露するというものだった。
まぁTVだからもちろん、Before After を比べたりして、すごくキレイになりました、という内容だったのだが。。。
子どもだった当時は 「すご～い！石鹸は同じなのになんでだろう？！」
と興奮した記憶がある。今でも覚えてるくらいだからね。
大人になって色んな知識がついた今、改めてそのカラクリを解き明かしてみようと思う。
１. 中指のみで洗顔することについて
まず試しにぜひやってみて下さい。私はやりました。
ものすーーーーーーーーーっごく時間がかかる。今まで手のひらでやってたことを中指だけでやるんだから、使える面積が少ないのは明らか。
顔全体の４分の１くらい洗ったくらいからじれったくてイライラし始める。
ただ、私はここで気づいた。 洗顔という行為を私がいかに無意識に習慣的に流してやっていたことを。
そこに新しい動きを加える、時間をかけることにより、否が応でも意識を自分の顔にむけることになる。
実際やってみると共感してもらえると思うのだけど
じれったさやイライラを超えるには自己愛が必要になる。
自分に注意をむけること、自分の顔を慈しむ気持ちがなければ中指１本の洗顔は成り立たない。
よって、毎日そんな自分を愛する時間をもうけていた投稿者の女性の肌が美しくなるのも納得である。
洗顔が丁寧になるという物理的要素に加え、メンタル要素も大きいと思う。
２．笑顔をつくりながら洗顔することについて
上記のとおり中指１本法はとても時間がかかる。
これもやってみて分かることだが、洗顔の間中笑顔でい続けることがどれほどの表情筋トレになることか。
よほど普段鍛えていない限り、初日の筋肉痛は避けられない。
年齢とともに下がってくる口角はキュッと上がり、頬骨の位置も高くなり、表情も豊かになる。
そりゃー、キレイになるよね！
よく女性誌で小顔エクササイズなるものが紹介されているが
長時間ストイックバージョンだと思ってもらえたらいい。
以上、最近顔つきが３０代になってきたなぁ～と感じている私がふと思い出した昔のTV番組。
そろそろ試すときがきたか、中指１本法。
しばらくはイライラと筋肉痛との闘いが待っているんだろうなー。。。
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