ハクビシンの綱渡り 都会の闇を生き抜く小さきもの | yuko's style

ハクビシンの綱渡り 都会の闇を生き抜く小さきもの

昨夜、窓から輝く満月を眺めていた時のこと

「きれいだな~」とボーッとしていたら、
電線を綱渡りのように、向こうから何かが歩いてくるではないかΣ(゚д゚;)

満月の光に照らされ、黒い影が
だんだん近づいてくる・・

ゆっくり、しかし、しっかりした足取り



我が家は、マンションの2階
窓の目の前、手を伸ばせば届きそうな距離に電線が走っています

「え?なに~???猫じゃないし・・・・((((((ノ゚⊿゚)ノ」

そして、目の前に~
ちらり、とこちらを見て そして悠然とまた電線を歩いて去って行った

その背中をいつまでも目で追いながら
夢を見たか?幻か?
一体、何者か・・・?
その光景が忘れられず、検索するとハクビシンという生き物らしい



$yuko's style
まさにこんな感じ
写真を撮る余裕もなかったので、お借りしました
 午前一時のスケッチ様

ハクビシン
この都会のど真ん中で、強く生きている小さき命


彼が獣道として選んだ道は、
今や、私たちニンゲンがライフラインとして欠かせない人工で作った命の綱

そのロープを、満月の光を浴びながら
不敵に目の前を渡っていき、
闇に消えた小さきもの

窓から毎日見える何本もの電線が、
全く違うものに見えた夜だったのである

今夜は、彼の好物の果物を用意して置こうか・・