嬉しい相談だってある | ユース・サポート・センター友懇塾

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相談活動や,日々の思いを代表者井内が日記を書いています。

9月最後に大阪に行った。
里子の子どもが少年院に入った母親のところへ
小さな工場がたくさんある下町的な雰囲気な街
新幹線で向かいレンタカーで着いた
マンションの下から今つきましたと連絡
3階にたどりつくと母親はドアを開けて待っていた。
私の手を握り泣き出してしまった。
ここで12人兄弟の末っ子として
何不自由しないで育った母親が
兄弟や嫁に行った長女にも今の状況を話せない。
反対されて里子を家に入れた
ざま~みろと言われるのを嫌う。
関西人の度胸を見た思いだ
これからのこと、子どもことすべて話した。
話し終わったときはすっかり日が暮れていた。
明るい笑顔を見せるようになっていた。
保育園に務めているという次女と一緒に
食事をしていっときの安らぎを得た
翌日は、家族2人と私とで奈良見物へ行った
新大阪から夜遅く自宅へ帰った日の遅い時間に
母親から電話があった。
娘が、亡くなった父親が帰ってきたような日々だった。
また、来てくれるかな?と話していたそうだ
感情を殺しながら一生懸命頑張る母親
里子の子は我が子と一切同じ気分だという
どんなことがあろうと捨てることはできないという
ここにも素敵な考え方をするど根性母親がいた
これから一緒に一つ一つ解決しましょうと話した
別れ際の吹っ切れたような笑顔が忘れられない
いい相談相手だった。こんな相談は疲れが出ない。