今月3日(金)に関東地方、翌週10日(金)に
関西方面のフジテレビ系列で内閣府提供番組
で私たちの活動が放映された。
その10日に放映された番組を見た64歳の母親から
切羽詰まった涙声で電話があった。
色んなところに問い合わせし一週間かかって
やっと探し当て話ができたと話していた。
我が娘が大学を出て福祉関係の仕事に就いた
ある日、知恵遅れのかわいそうな子どもがいるから
お母さん里子として育ててくれないと言われた
里子として来たとき5歳の男の子だった
家に来る前の検査で五分五分といわれていた子ども
小学生から「捨て子」とからかわれ毎日泣いていたそうだ
そんな子が無事中学を出て高等学校へと進学
そのまま全寮制大学へと入学したのが昨年の4月だった。
その間、父親を5年前にガンという不治の病で他界した。
前後して、実子の長男が同じように不治の病で他界した。
本人もまた「乳がん」を宣告され通院生活を送っている。
そんな折突然大学を辞めたと家に帰宅したのが1年前。
最初の頃は仕事探しにハローワーク等へ行っていたが
徐々に家から外出しなくなり毎日「ゲーム」にふけっていた
お金がなくなると母親に無心しむりやり財布から抜くようになった
近くのお店で万引きをし警察に補導されている
そんな折、マンションの管理人に暴行し傷害で警察に逮捕され
鑑別所に入っている。
そんな折、私に電話があった。
母親は言う
このまま逃げてしまえば一番楽だが!
私にはそんな鬼みたいなことはできないと
せめて子どもがどのように落ち着いたかまで見届けたい
知恵遅れの子どもは生きることさえ難しいのに
私には見放すことは絶対にできないという
事情を理解し関西のある警察署に連絡し善後策を協議した
子どもを逮捕した刑事が電話口に出ていう
警察としても一生懸命頑張りますと
私がお母さんに電話すよりも早く警察から連絡があったと
電話口で私に向って手を合わせている母親の姿が見える
涙声で言う「よろしくお願いします」と話すことが途切れる
あれから一週間、毎朝定期的に連絡し励ましながら対応している
一生懸命な母親を助けられる人間が出てこない!自分勝手な人間が多すぎる