私の本業は旅行会社経営です。先日、ある団体をつれて旅行に行ってきた。いつも思うことだが一つの不思議な事が目に余る。国内外何処でも同じだが、往路は比較的ゆっくり手続きをのんびりしているのに。「むしろ慌てているのは航空会社のスタッフだ。」○○便で何処何処行きのお客様○○番搭乗口へお急ぎ下さい。と寒いのに汗をかきながら慌てている。それが復路になるとまったくその逆になるのだ。飛行機が着陸すると直ぐ席を立って荷物を出そうとしてスチュワーデスに注意されている人もいれば。出口から表に出るときには我先にと空港到着口に急ぐ姿。ある人は駆け足で行くのだ。年配の人が重い荷物を両手に持って歩いているのも全く気にしない。現に私にぶつかっても何一つわびるでも無し先を急ぐのだ。空港から自宅までの交通機関の問題もあるかもしれないが、終電にはほど遠いほど時間は十分あるのに。私には何故急ぐのかが分からない。JR等のエレベーターでもそうだ。あの長いエスカレーターの下りを人の荷物にあたろうが気にしないで駆け足で下りていく。ちょっと間違うと怪我をするかもしれないのに。いつもマイペースで絶対に駆け足をしない私にとってはまったく不思議な世界の出来事です。せめて気持ちのゆとりを持って旅をしたいものだ。往路では時間までには搭乗口に行き空港関係者に迷惑をかけないことはもちろん。旅に出た先でも決して人に迷惑をかけないそんな旅を期待しているのだが・・日本人はそういう意味で開発途上国です!空港で気づいた独り言です。