『惜別の歌』~若菜集「高樓」を引用して制作された曲~

「今こそ、惜別の歌の誕生した背景を知って欲しい!!!」

いよいよ、今週4月2日㈯に開催」される毎回大好評の

「歌わない🎵山形ゆう子の歌声の会」。

今回は、常連様のかつてからのご要望にお応えし、島崎藤村

先生を取り上げて、お話をさせて頂きます。

藤村先生の作品で「歌い継がれている曲」というと、やはり、

「椰子の實」や「惜別の歌」が代表的ですね。また、詩集他

がお好きな方にとっては「初恋」や「千曲川旅情のうた」等

も思い出深いようでございます。

今日は、今まで集めた「惜別の唄」の膨大な資料を、講義用

にまとめていたのですが、作り手である藤江英輔氏の遺された

記述の数々を拝読する度に、こみ上げてくるものがございます。

今、まさに、世界では信じられない戦いで、一般市民や子供達、

高齢者さまや病気の方々、何の罪もない、少し前まで平穏に

生活されていた方々が、国の条例により、自分たちの意思とは

反する行動を余儀なくされている。それは、恐らくロシア在住の

一般市民の皆様も同じで、苦しんでいると推察します。

何故、人間は、過去の過ちを教訓に、学ぶ事ができないのだろう

何故、同じように苦悩する日々を、苦しむ人々を生み続けるの?

戦争は何も良い方向へ進みません。逆に、一生涯心の傷となり、

尊い命も帰って来ないのです。そのご本人、ご家族、お仲間、

みんなみんなその現実を一生涯抱えて生きて行かねばなりません。

歴史を文章で学ぶよりも、歌を通じて触れていくことの方が、

感情や風景、生き様、歴史・文化、あらゆる想像力をかきたて

心の憶測の琴線に触れ、「決して二度とこんなことが繰り返されては

いけないのだ」と感じて頂けるはずです。

懐かしい歌・・・それだけでも十分すてきなことですが、そこに

その歌がどのように誕生したのか、由来、背景を知る事で、より

その曲を深く愛し、敬意を表し、大切に歌い継承していこうと

感じて頂けると、私は思うのです。

時間が限られているので、どこまで、しかも、難しくなく、堅苦しくなく、

和やかにお話できるか分かりませんが、心を込めて、

誠心誠意お話させて頂きたいと存じます。

コロナ禍ではございますが、対策は万全でお届け致しますので、

ぜひ、お誘いあわせの上、ご来場下さいませ。

ぎりぎりまで、講義資料を作成し、頑張ります💪

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