日本人は、勉強ができる、頭がいいなどと自分の能力が非常に特出しても、環境や自分の能力を生かす方法がわからない人にとって、日本はとても暮らしにくい国だと思います。

どうしてそう思うのか?

大学を出てすぐの賃金が低額であったり、賃金を受け取る前に所得税と社会保険料という高額な納税があり、その上に消費税というまた更に税金を支払わなければなりません。

年金生活者でも健康保険料と介護保険料は必須です。年金受給者の中で、日本の年金受給者の中で、生活保護者よりも受け取り金額が少ない人が、全体の1/3存在するそうです。

特に女性の年金受け取り額は少なく、生活保護者の受け取り金額より少ない人がほとんどです。

日本も世界の国々のように物価が上昇しています。

私が記憶している中で、一番値上がりしたのは太宰府天満宮というところの参道にあるお店が出している「梅が枝餅」です。

 

 

 

私が幼少期、幼稚園の卒園式の前に行った卒園旅行で太宰府天満宮へ行きました。その太宰府天満宮へ行くと帰りにお土産として、普通は梅が枝餅を買います。当時は10個入を買って帰るのが一般的でした。

私が幼稚園の卒園旅行で行った太宰府天満宮の参道で買う梅が枝餅は5円でした。現在の梅が枝餅の価格は消費税込みの価格で150円です。

日本も確実にインフレが進行していることがわかります。

若い方々の賃金が低額なあまりに、貯金ができない人や所得が低すぎて結婚を躊躇している若い男性がいると聞きます。

また男性の所得が低いあまりに、女性も働き始めて一般的な普通の暮らしができます。日本は、現在円安で海外へ出ていき、働く人が増えています。また海外から日本へ来る観光客は海外から見ると日本は物価が安く、お得感があるようです。

私は思うのですが、日本国内で非常に能力が勝った人でも、国内にいるとどうでもいい人と能力がずば抜けた人の賃金で、余り差異がないのではないかと思います。

話に聞くとアメリカでは、わずかに優れてるだけで賃金が違うそうです。私は米国へ行ったことがありませんので、話だけですが日本とは違い能力を評価して、賃金に反映されるようです。

また、日本が現在円安なために、海外へ出る際に以前より余分に出費があったり、海外で宿泊や飲食において、以前より高額になったと感じると思います。

逆に海外から日本へ来て、マックの最低価格のハンバーガーを頼んだとするなら、日本国内であれば110円が170円ですが、海外から日本へ来てマックのハンバーガー170円を注文したとするならば、外貨を円に換えますのでお得感があり、海外から来た方々は値上がりしていないと感じるようです。

日本は、政府は莫大にお金を持っていますが、庶民がまじめに働いても生活に必要なお金を得ることができず、よって若い世代は貯蓄に廻すお金がほとんどない状態のようです。

日本では、現在年金支給額が物価に対して、減額されていますので、未来を予想しますと、貯金や貯蓄の重要性が増してきています。

私の年金受取額はちょうど女性の平均値ですが、生活ができませので10年遅らせる選択をしました。後9年後に最初の年金を受け取る予定にしています。

現在の暮らしは、自分が所有している不動産収入での暮らしで、年金を今受け取っても先々がとても不安です。

物価が上昇している現在において、年金支給額が変わらなかったり、また最悪減らされています。

1994年が年金受取額で最高で年を追うごとに年金が減らされ、現在は年金支給額が減らされていないにも関わらず、高齢者で困窮する人が多い理由は、物価に比例した年金が支給されていないからです。

数年前まで、年金支給額の満足度でアルゼンチンと肩を並べていました。現在は日本の年金支給額がアルゼンチンより優位に立っています。

しかし、先進国では考えることができない支給額で物価が上昇しているのに、会社員の賃金や年金で、世界の先進国では考えることができない金額が支給されています。

日本が貧しくなる原因は、日本は優れた能力で特出した場合には、米国から力が加わります。

三菱重工業の子会社は、優秀なジェット旅客機を納入しようとしたときに、米国から待ったがかかりました。本来GHQの命令で敗戦後6年間は航空機の製造は認められないという約束でしたが、現在もGHQ時代の約束を守らないといけないのでしょう。

また日本の高度成長期末期やバブル期には、日本の鉄鋼業界全体に米国への輸出に高額な関税がかかっていました。当時、米国のベスレヘムスチールやUSスチールが政治家に力を加えて、米国政府に働きかけ日本の鉄鋼全体に高額な関税をかけた時期があります。

また、日本のエレクトロニクス産業で、世界の49%の市場シェアがあったときに、米国から日本のエレクトロニクス(電子部品など)の市場シェアを2割以下に抑えてくださいと命令が下りました。こういった命令を日本が破ると、太平洋戦争の時のように戦争になります。

アメリカの意見は絶対なのです。私は英語は好きですが、米国のこのような強硬な命令には疑問を持ちます。

日本人は、優秀過ぎるあまり、いつも世界では煙たがられます。

一番いい例が、カナダに移民として渡った日本人が、鮭漁でどの国の方々よりも優れていて、鮭漁で日本人にかなう海外の人がいないほど、鮭漁に向いていたのです。あまりにも日本人が鮭を取り過ぎるあまりに、カナダ政府は法律を変えて日本人の船はおろか全財産を政府のものにしてしまう法律へと変えて、日本人を日本へ追い返したのです。

しかし、まだカナダに未練があった日本人はカナダへ戻った人も存在します。しかし、漁で生計を立てるのではなく、農業やその他の収入源を見つけて再度移住を果たした人が、過去カナダに住み続けたのです。

現在でも、日本人はカナダでの移住のハードルが高く、無理してカナダへ移住するよりもっとハードルが低い国がありますので、カナダの移住は仕事でカナダに住み続ける人や結婚でカナダに住み続ける人などに限られると思います。

日本は、現在少し貧しくなっていますが、太平洋戦争中や戦後に比べるととても豊かだと思います。アフリカのように水は飲み水に適さない、食べるものにも困る暮らしとは違います。

確かに社会人になってすぐの給与が低額でも、年金が低額でも、日本では生きていくことができます。

しかし、日本の経済バブル期のような賃金や1994年の年金受け取り金額のような素晴らしい時代は、一時待たないと来ないような気もします。

私は高度成長期やバブル期が働き盛りでした。日本の経済バブル期は、ものすごい時代でした。日本のバブル期は、日本の土地価格をすべて合わせると、アメリカ全土の土地(面積で25倍)が6,8個買えるといわれていました。一番土地で値上がりしたのは、私の記憶では日本電気の旧社屋があった場所です。薩摩藩、島津家の屋敷跡を大正7年に一坪6円で買った土地が日本の経済バブル期に1㎡3,200万円を越えていました。

ゴルフ会員券の価格で1会員券5,000万円を所有している人がいたならば、フィリピンのゴルフ場が一つ買えたそうです。(値段の比較だけで、日本人はフィリピンの土地は買えません。)

ですので、今日本政府は莫大にお金を持っていますが、主に米国ですが海外のためにお金を使わざるを得ず、国民は納税と低賃金、少額の年金支給額で甘んじないといけません。

年金生活者で、生活保護を申請しない人は補助金という形で、補助があり低額な年金しか受け取っていない人でも、生きるすべがあります。

日本は頭脳が優れていてもその頭脳を生かす方法がわからない人は、横並びの賃金だったり人とは全く同じ扱いを受けます。

人よりずば抜けるということは、社会人になっても人よりずば抜け続けないといけないのです。日本では横並びで、能力が開花しませんので、海外へ出るのがいいと思います。

日本では、学校でも能力がずば抜けた人は、教えている先生に煙たがられて差別的な言動へ発展するようです。日本では幼少期から能力がずば抜けている人を公立の学校で教えることができず、放課後に特殊な施設へ行くか、または近くに能力が抜きん出た人を教える施設がない場合には、独学や家庭で学ぶことが重要だと思います。

日本でも50人か60人に一人の割合で能力がずば抜けた人が存在するそうです。日本では、学校で教えることができず、友達も年上や社会人になるかと思います。

頭脳と賃金は比例するといわれますが、私はそうは思いません。頭脳が優秀でも稼ぐための能力とは違う能力と思うからです。例えば医者や弁護士になると稼げるかもしれませんが、絵を描くのが好きや研究をするのが好きという人は、それほど稼ぐことができないかもしれません。ですので、頭脳が優秀でも即生活が豊かになるほど、稼ぐ人は少ないと思います。

要するに優れた能力を持った人は、その能力を維持し続けたり、また社会に適合する能力も重要になってきます。

社会人としてもし、企業に雇用されるのであれば、周りに合わせる能力も重要になってきます。

学校時代のようにわがままを通すと、稼げないまたは働くところさえないことになってしまいます。自分で、企業を作ったり自分で雇用される以外の能力があれば、それは大変幸せなことです。

しかし、最初の1,2年は企業に雇用されて社会を見ることが重要ではないかと思います。公務員や国会議員の中にも世の中を理解していない人もいて、大人になって世の中が理解できない人は、周りから見るととても見苦しいものがあります。

学校で習う以外が理解できず、社会人を通すと社会へ出てとても恥ずかしい思いをします。

自分で起業する際にも、少しだけ社会へ出てそれから企業しても遅くないと思います。

日本は、社会構造が出来上がった国ですので、能力がずば抜けていても周りに合わせる能力が劣っているとつぶされます。学校時代や家庭学習時代とは違うということを知ってほしいと思います。

公務員や親の七光りで就職する人以外は、学校時代から社会人になってからの心構えを身に着けて社会へ出てほしいと思うのです。