イタリアの移民の受け入れで日本と大きく違う点は、先進国やヨーロッパ系の白人を優先して、移民受け入れをしようとしている点です。

日本もイタリアのように海外から労働者を受け入れないと、成り立たない国へなりつつあります。

しかし、労働賃金がイタリアと日本では違うために、日本へは先進国から労働者として日本へ来る方が少ないと思います。

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ヨーロッパの中で、日本と似たような国はイタリアです。それは高齢者が日本のように多く、若年層が少ないために人口減少や出生率の低下、労働者不足に見舞われている点です。

日本と大きく違う点は、労働賃金がイタリアのほうが高い、またヨーロッパということもあり、ヨーロッパの労働者も受け入れることができる。アフリカが近いためにアフリカより労働者を受け入れようとしているなど、日本と少し事情が変わってきます。

また、イタリアは日本のように中国資本がイタリアの企業を狙っており、タイヤメーカーのピレリなど、筆頭株主が中国企業です。

日本は、労働賃金が先進国から比べると低額なために、米国やヨーロッパの企業など以外では、労働者として日本へは入ってきません。

日本は、アジア圏の発展途上国やアジア圏の後進国などから労働者が入ってきています。

日本は、世界の大陸にある国と大きく違う点は、単一民族で他国の人々が日本へ来ることに日本国民が違和感を感じる点です。

今まで日本では海外からの労働者をあまり受け入れなくても自国の労働者で賄えたものが、最近若い方々が減少して日本国内だけで自国を廻すだけの労働者が大きく不足している点です。

イタリアは日本より先に高齢者の増加と労働者不足を経験しており、イタリアでは移民の受け入れで賄おうとしている点が日本とは大きく違う点です。

日本は、海外からの日本の大学への入学に学費で大きく優遇されている点などは先進国と大きく違う点です。

世界の西側先進国は海外からの留学生に対して、学費が自国民より高額になる場合が多いと思います。しかし、日本では今まで日本へ納税してこなかった後進国からの学生の方が日本で大学へ通う学生より学費が安いのです。

イタリアでは自国の学生と海外からの留学生は学費は同レベルです。

日本では海外からの留学生の受け入れで、日本では政府がバックアップをしており、自国の学生の約5割から6割の学費で日本の大学へ通うことができるのです。

いかに日本が労働者不足に焦りがあるかがわかります。世界では絶対にありえない現象です。

イタリアは日本のように地震国で、地震が起こる地域に住み続けることが困難となり、政府や地方の行政機関の援助のもと、街を上げて地方へ街ごと引っ越すこともあります。

労働賃金と労働者の受け入れ先以外イタリアはとても日本と似た関係にあると思います。

イタリアは昔の伝統や今まで培ってきたものを大事にしすぎるあまり、発展が阻まれています。日本では高齢者の人口が多いために議員の選出の際に優位なことが、日本の発展を阻害しており、原因の違いこそあれ日本とイタリアは似たような環境にあります。

イタリアは現在、経済発展する割合が低いのも日本と似ています。しかし、イタリアはユーロ圏のために他のユーロの国々からお荷物のような感じで見られています。以前のギリシャ(Greece)ほどではありませんが、ほかのユーロ圏の国々から白い目で見られているのが現在のイタリアです。

また、イタリアは産業では車やバイクの生産で似たような関係性がありますが、日本が経済的に芳しくありませんので、イタリアの自動車生産会社などが資金面で苦しくなった際に助けることができず、中国資本が日本のように入って行っています。

日本もNECや日本の主要な銀行、三菱商事など中国資本が入ってきています。日本は水資源や不動産だけではなく、日本の主要な企業の株式も中国資本にむしばまれており、イタリアと日本は現在、中国資本にむしばまれている点でもよく似ています。

自国の資金量の不足(日本政府は資金量が莫大ですが、個人や企業が思ったほど資金が回っていないため。)日本とイタリアの主要な企業は中国資本にむしばまれている点も日本とイタリアがよく似ている点です。イタリアではタイヤメーカーのピレリ、また有名ブランドの衣料品会社などイタリアの企業が中国資本にむしばまれているように、中国資本の影響が増してきています。

イタリアと日本は、中国資本の影響でも似てきており、日本は政府だけ資金量が莫大ですが、日本は太平洋戦争の敗戦国で、日本政府にお金があっても米国政府に廻さなければならず、自国を犠牲にしてでも米国へ尽さなければなりません。イタリアと日本の大きな違いは、イタリアは日本と同じように自国の経済があまり芳しくなく、やはり中国資本にむしばまれる理由もわかります。

イタリアは現在日本と同じように高齢化が進んでおり、労働者不足が深刻です。日本は現在、高齢者の雇用も以前とは違い大量に採用する時代へ入りました。それというのも日本は先進国から考えるとありえない金額の年金が支給されるために、何歳になっても働かざるを得ない事情もあります。

現在の日本の労働者不足で後進国から受け入れる労働者の数において、太平洋戦争後でありえない量の高齢者の雇用が発生しています。

日本政府にとって高齢者の雇用と年金支給額の減額はセットで行わなければならず、イタリアの移民の受け入れとは日本は少し事情が変わってきます。

イタリアも日本も同じように高齢者が増えすぎて、若年世代が少ないあまり、自国の企業数に応じた労働者を確保できずに、倒産や廃業も仕方がない事情もあります。

日本はイタリアのように少子高齢化が進んでいて、経済では中国資本の力が増してきている現状を考えると、日本とイタリアは類似しており、国民が中国資本を拒んでも自国にお金が回っていない以上、致し方ない構造になっています。

日本はイタリアを反面教師として、学ぶことが多いのですが日本は高齢化と天下りが経済の成長に錨を下ろしており、イタリアと似たような事情もあります。

これからは日本もイタリアも労働者対策で、少子高齢化の未来においても最重要課題です。

(誤字、脱字、文章の間違いは後日正します。)