私は、年金世代ですが当初1990年代初めまで60歳から年金を受け取れます。という年金定期便の案内が来ていて、当初私が現在受け取るであろう金額よりも多い金額が記されていました。私は57歳までしか働いていませんので、年金受け取り金額が当初の予想よりもやや少ない金額を受け取る予想です。

1990年代半ばより年金財政はこのままの支給額を続けていくと年金資金が枯渇するということで、年金支給年齢が60歳から2000年4月2日以降に60歳で満年齢になる方は65歳の支給年齢に代わりました。

そこで、2000年以降に60歳を迎える人で、年金を65歳でもらうのは遅すぎると、繰り上げてもらう人が増えた時期でもあります。

私はこの時点で40歳を超えた位で、まだまだ年金を受け取れる年齢ではありませんでした。

しかし、私の世代は60歳から年金を受け取れると信じて疑わなかった世代です。そこで政府は60歳で年金を受け取れると信じて疑わなかった世代へ早期支給を行うことが決定します。私は誕生日月の関係で、4年間となりましたが、私よりわずかの年齢が上の方々は5年間早期支給金額を受け取れる方々でした。

しかし、皆様もご存じのようにマクロスライドという年金の支払い方式で、一時物価を考慮せずに、年金支給額を減らしていいシステムに代わりました。

現在、一番年金が多かった1993年から1995年(年金支給額ピークは1994年)よりも少ない年金が支給されています。

年金は現役世代の賃金が高い人が基本高いのです。

そこで、現在の働き方で将来の年金受け取り金額が少ないと思われていると思います。それと国民年金が40年間年金掛け金を掛けていく時代から45年掛け金を掛けていく時代へ変わります。

 

 

現在、少子高齢化で日本の年金制度は賦課方式という、現役世代が高齢者を背負う方式で、少子高齢化(高齢者人口が増えすぎて若い世代や働き盛りの年金掛け金だけで高齢者の年金が賄えない。)で若い世代や働き盛りの年金掛け金だけでは、年金世代を支えることは困難です。

そこで日本も物価が上昇しているのに、年金支給額が変わらない、または時期によっては年金支給額を減らしてもいい政策で、年金掛け金も現役世代がもっと長く掛けてくださいと、国民年金は45年掛け金を掛けていく時代に代わっていきます。

また現在、公務員や一部の優良企業を退職した人以外は、年金世代で受け取る年金で、生活ができないと、主に男性が中心ですが65歳以降も働く方が増えています。

自分で開業医をしてたくわえがある人、自分の事業でたくわえがある人などは該当しませんが、ほとんどの方は会社員や国民年金だけ掛けてきた個人事業主などが多いと思います。

これからの時代は、1990年代のように年金でも豊かな時代ではなく、ほんの少し前は、ハイパーインフレで苦しんでいるアルゼンチンと日本の年金の満足度が肩を並べていました。

日本も2,30年前は世界を代表する先進国でした。

現在は、タイの優良企業の賃金に日本の平均賃金が負けるそうです。日本の通貨である円が円安により価値が下落して、月々に受け取る賃金が日本の企業の平均賃金のほう(タイの優良企業よりも)が安いそうです。

日本は、賃金だけではなく年金も低額で老後の暮らしが保証されない世の中へ変わっています。

現在、年金受け取り年齢が65歳ですが、年金を受け取りながら働く人が増えています。私は女性の年金受取額のちょうど平均値位です。しかし、受け取っても生活が成り立ちませんので、10年受け取り年齢を遅らせる選択をしました。

台湾のTSMCが熊本県へ工場を作り進出し、清掃作業員で1,500円の時給を支払うと話題になりました。

1980年代後半、日本の半導体生産が世界シェア49%だった日本がうらやましくてしょうがない状況で、日本へ圧力をかけてきて、半導体生産は世界シェア2割以内に抑えてくださいと命令がくだりました。日本は、アメリカの言うことはほぼ100%受け入れないといけません。何せ、敗戦国だからです。

日本の半導体は技術とともに他国へ渡り、日本国内で生産することが出来なくなりました。そこで、現在韓国や台湾など日本の技術を見よう見まねで培った技術が今度は、日本へ作業員だけを必要とする工業を作り、逆に日本が下請け的な立場に立たされたのです。

日本が米国へ鉄鋼を輸出する際にも信じられない関税がかけられたり、三菱重工の素晴らしい航空機生産の技術も米国によって、ただ絵にかいた餅になっています。

敗戦国の宿命ですが、それにしても以前の台湾は日本の下請け的な存在でしたが、現在は日本が下請けに代わっています。

台湾のTSMCの労働者募集の賃金でもわかる通り、日本の賃金は世界から見るとおかしいということがわかります。

電子部品は、製造時の原価が安く労働者の賃金を上乗せしても売れていく、が以外の労働者の質で日本人のようにまじめで学力レベルが高い国がなかった、また技術の流出を恐れていたために、海外へ工場を作ることができない状況もありました。

現在、自動車生産ではトヨタ、ホンダ、日産、ダイハツ(トヨタへエンジンの供給などで下請け的な存在)、スズキなど海外で工場を作り、現地生産がうまくいっています。

電子部品とは違い、米国の圧力は海外展開していたために、電子部品ほどきつい規制は加えられていません。

日本は、若い世代を中心に能力がある人材が海外へ流出しています。

また今までとは違い、少子高齢化で労働人口が減り続けるあまり、後進国や発展途上国から人材を受け入れています。

先日、インドネシアかフィリピンのYouTubeのチャットで、文字で会話をしました。ご主人が群馬県にある自動車組み立て工場で働いているということでした。あなたは日本へ来ないのですか?と私は尋ねてみました。そうしましたら、日本はビザが厳しくビザが下りないということでした。そうですね。後進国で労働者で日本へ来てる人の奥さんが簡単に日本へ来れるとなると、子供を産んで日本で生活ができるようになるために、日本政府は厳しいビザ政策を取っているのでしょう。少し前に川口市や周辺地域のクルド人問題のように、後進国の方々を移民として受け入れると生活や文化の違いから、米国のようにおかしなことにもなりかねます。

日本の賃金や人対人以外の危険性(地震、風水害、原発事故など)があり、西洋の先進国からはなかなか労働者として先進国からはお越しになりません。

しかし、世界の方々が選ぶ移住先で、日本がダントツで1位だそうです。海外の方が日本へ移住する際に、条件をクリアできる人であれあば、約500万円で移住が可能だそうです。今、日本の円が円安で海外の方からすると日本はお得感があるそうです。

米国は、サービスが悪い、従業員の態度が悪い、ウエイターやウエイトレスを必要なときに呼ぶことができない、トイレは外からカギがかかっており、鍵を借りるか暗証番号を聞かないとは入れない、サービスが悪いのにサービス料を15%から20%支払ラわなければならない。拒否もできるそうですが、もう二度といけない。それに比べると日本は、税金が10%かかりますが、サービス料がかからずに笑顔で対応してくれたり、きちんと対応する。またトイレを自由に使うことができるなど、日本のサービスは世界から見ると非常にお得感があります。

またある一定の条件をクリアした移住者(主に先進国や日本と同程度の国が考えられる。)は日本の保険制度が使えるそうで、米国やオーストリアのように医療が高額な国の人は、日本の医療制度が魅力のはずです。

日本は若い世代や年金世代など所得が低すぎて、日本の健康保険が世界から見るととても素晴らしい制度ということが実感として、ピンとこないと思います。

米国は、高齢となり介護が必要となった際に、介護施設が非常に高額で自宅介護が全体の約7割を占めます。そこで、フィリピンなど後進国から家事手伝いを雇って介護をお願いするそうです。YouTubeで知り合った方でフィリピンで英語の先生をしていた人が、米国で高齢者夫婦の介護兼家事手伝いの人がいらっしゃいます。

日本は、公的な介護や医療は世界がうらやましがる制度です。しかし、現在、若い世代を中心に働き手の不足が問題です。介護や看護など、後進国の方々は試験が日本語でとても難しいそうで、合格する人に限りがあります。

私が介護施設で働いていた時は、フィリピン人女性が2人いましたが、食事つくりベッドメイクと掃除、手足が動く方の着替えなどが担当でした。

日本は、年金で信じられない生活がままならない金額ですが、米国をはじめ他国の医療などと比較すると、日本は素晴らしいと思います。

高齢になっても年金だけでは生活が成り立たないと考えて、何歳になっても働ける体つくりや健康の維持が重要だと思います。

日本は豊かだった1980年代や1990年代、2000年初期などあと50年待たないと豊かな日本が見えてきません。この先2045年までが苦難の日々になると思います。

しかし、YouTubeでフィリピンの方とも文字で、会話を交わしますが、日本の医療制度のすばらしさがうらやましくて仕方がないようです。

日本は、若い方々や派遣社員、契約社員など賃金は安いですが、頑張って働くと次期朝日がさすような素晴らしい日本が見えてくると思います。

そのためには、高齢になっても働ける健康作り体つくりが重要です。働いて、年金を補えば日本は素晴らしい国です。若い方々も年金で生活が成り立つのはごく一部の方であると考えて、努力を重ねていくことが重要だと思います。

(誤字脱字文章の間違いは、後日正します。)