日本の年金で金額的に一番多く支給された年は1994年です。この時代は、年金支給開始日が満年齢の60歳に達した人たちでした。現在、金額的に減った年金が65歳から支給されます。それと日本もインフレが進行していますが、日本ではインフレを無視して1994年よりも少ない金額の年金が支給されています。1994年の年金が一番高い理由は、この方たちは日本の高度成長期やバブル期に働いた方々で、早期退職など考えなくてもいい時代でした。1997年に日本ファーネス工業が退職金を支払う際に、社内の退職金積み立てや社内留保が不足していましたので、新株(第三者割当増資)で、資金をねん出して退職金を支払ったことがあります。現在の常識では考えることが出来ない事案です。現在は、無理して退職金を支払わなくてもいいように、少なくても文句を言われない年齢の35歳や40歳で退職を促して少ない退職金を支給します。そのうえでまだ働きたい社員を再雇用します。現在は、景気が良かったかつての日本の経済ではなく、日本政府の財政運営の半分が赤字国債で、運営されているように日本の経済のバブル崩壊以降、かつての日本が夢物語となっています。

現在、赤字国債の金利は0金利政策の影響で、日本の公定歩合を上げることが出来ません。もし、0.5%でも公定歩合を上げれば、発行しすぎた赤字国債の値段に影響を及ぼします。どういうことかというと、日本がもし0金利政策から脱却して、0,5パーセントや1パーセントにしたならば、今まで発行した日本の国債の価格が下落して、現在、日本は日本の銀行などにばらまいている赤字国債の元金が下落することになります。もし、100円で発行された国債があるとするならば、

もし0,5パーセントほどに金利を上げれば、国債の価格が98円や97円になる可能性があります。また、価格が一定の国債ならば、支払利息が膨らみ、そのために新たな国債を発行せねばならず、とても危険な状況になります。しかし、下げすぎた日本の国債の支払い金利は、公定歩合の状況で、いずれは上げざるを得ないと思うのです。

現在、少しずつゆとり世代の方々が日本の経済を支える時代になりました。ゆとりとは、本来経済的なゆとり、精神的なゆとり、頭脳のゆとりのように、人々が何事にも余裕をもって考えたり、行動することがゆとりです。しかし、過去の日本で行われたゆとり教育は、人間をダメにするゆとり教育です。西側先進国は、日本には英語は必要がないと考えて、受験用の英語を教える内容で、しかもゆとり教育とは名ばかりで、人間の努力や向上心を骨抜きにするゆとり教育でした。そのゆとり教育の世代がこれからの日本をけん引します。ごく一部に信じられない優れた能力を持った学生などが存在しますが、ギフテッドといわれる方々は頭脳がさえていて、また運動能力においても信じられない能力を持った方々も存在します。しかし、日本全体では、ゆとり教育で学んだ世代は、全体で見ると学力をつけさせないように、西洋の先進国が仕組んだ罠です。

戦後の日本ではGHQが日本の道徳である、終身を教えてはならぬと、学校教育で終身を教えさせることを禁じました。現在は、過去のGHQのように強い決定権はありませんが、やはり日本をゆとり教育で骨抜きにするために、仕組んでいるのです。今から日本の中枢部分にもゆとり教育世代が占めていきます。国民全員の不安がますます増していきます。日本の産業界経済界をけん引してきたトヨタ自動車を西洋の先進国は骨抜きにしようとしているのです。

日本の年金支給額が上昇するはずがない理由を、誰しも理解できると思います。私の年代でも年金で生活が出来ない人が多いのに、これからますます物価に対して少ない年金支給額となり、私の世代でも死ぬまで働く覚悟を決めた人が多いのに、これからはますます、年金だけでは生活が出来ない時代になります。現在のアルゼンチンは、財政破綻寸前で通貨の価値が下落しています。アルゼンチンのように日本は極端ではありませんが、赤字国債の重要性が増してきている以上、次期アルゼンチンの後を追うようになるかもしれません。ドイツ銀行曰く、日本もアルゼンチンやトルコの二の前になると警告しています。

私はそこまで言わなくてもいいのに、と思いますがドイツ銀行は日本へ警告の意味を込めて意見を発しています。

日本は、1988年から1991年初頭くらいまで世界の経済力の1位2位の座にあったのです。

私は1980年代から2000年代まで働き盛りでしたが、1980年代後半から1990年代前半の日本のバブル期のものすごさを今でも記憶しています。

1994年の年金額が一番高い理由は、あの時代に生きた世代なら理解できると思います。現在は、最低賃金が上昇しているのに、西洋の先進国並みに労働時間を削って働く時代になりましたので、手取り収入はいくらももらえないと思います。私が働いた時代と現在では、労働時間が違いすぎて手取り賃金が少ない理由もわかります。

受取り賃金から年金支給額が計算されますので、これから年金を受け取る世代やこれから働き盛りになる方々の年金受取り金額が心配です。

現在でも、死ぬまで働くと覚悟を決めた人が多いのに、ゆとり教育世代が年金を受け取る時代になると、大変な世の中になっていると今から予見できます。ゆとり世代に限らず、日本の年金に頼らない経済力を自分自身が身に着ける必要があると思います。私は中田敦彦のYouTube大学を時々見ますが、中田敦彦もこれからの日本を危惧しています。中田敦彦のYouTube大学はためになる話もしますので、たまには見てほしいと思います。日本はGHQが終身(現在の道徳のようなもの)の教育を禁じて、日本を骨抜きにしようとしています。また現在、学校教育の現場で受験用の英語しか教えずに、実用性に欠ける英語ばかり教えることも、西洋の先進国の罠ではないかと私は考えます。日本が世界の中で、英語でも優位に立てば日本が世界を牛耳ることになるでしょうから、先進国にすると日本が脅威でしかないのです。太平洋戦争が終わり日本が敗戦を経験しましたが、日本の航空技術を恐れた先進国特に、アメリカ合衆国は日本では飛行機を作ってはならないと6年間飛行機の製造を禁止させました。現在は、太平洋戦争後の日本のように強い意味での骨抜きではなく、誰にも気づかれないように日本を骨抜きにしているのです。日本の英語教育やゆとり教育がいい例です。そしてわからないように骨抜きにされた方々が、これからの日本をけん引していきます。

本当にこれからの日本は恐ろしいと思います。年金支給額で、物価に対して下がり続ける理由がわかるはずです。高齢者が多くても日本の経済が順調で、働き盛りの方々も時間を気にせずに働いていいのならば、自分たちが受け取る年金支給額の心配はそれほどいらないはずです。現在は、働きたくても働かせてもらえない時代で、年金受取り年齢になっても少なすぎる年金支給額で、今よりもっと悲惨な現実が待ち受けており、ただ雇われて働いてきた世代は、年金支給額に驚愕されると思います。

本当にこれからの日本は恐ろしい現実が待ち受けています。自分自身の能力を高めないと、ゆとり教育世代が日本の経済を任されるのであれば、国民全員が不安になります。働き盛りでは理解できない年金のことは、自分で理解しながら歳を重ねていくことをお願いいたします。

(誤字、脱字、文章の間違いは、後日正します。)