東村アキコのマンガ「かくかくしかじか」の映画化(永野芽郁/大泉洋)を観てきました。映画事情には詳しくなかったので、このすばらしいマンガの実写化をあぶなく見損なうところでした。しかも永野問題もあるのか彦根ビバシティでは106席の比較的小さなホールにもかかわらず閑散としております。

映画としては美しく仕上げられた映像で高い完成度かと思いました。特に先生の最後の作品の出来ばえはこの映画のために描かれたモノとしてはたいへん美しい作品と感じました。

しかしながらマンガのほうに感激している立場としては重要エピソード(入学試験の石膏像の特徴聞き出しや仮装卒業式女子アナ返り討ち、西村くんの宮崎旅行などなど)や展開をはしょっている部分が気になり残念でした。

永野芽郁もマンガ版ほどは弱く自分勝手な面を出しておらず物足りないと感じました。それ以上に大泉洋はどうしてもコミカルな風味がにじみでてしまうところが違和感を覚えてしまいました。

とはいえ泣かせどころは原作同様うまく描けており、まとまりは良かったと思います。

映画で興味を持たれたらぜひ原作コミックもみなさま読んでみてください〜


食べものは彦根ビバシティのイタリアン、8号線沿いの肉のはせ川のミックスグリルです。