11月4日(土)、

「恋突」千秋楽の前にあった昼公演が

「しおん」こと、堀詩音ちゃんの卒業公演だった。



2015年5月、第2回ドラフト会議において

当時の藤江チームMから2位指名を受け、

ドラフト2期生としてNMB48に加入した。

 

NMB48では、初の北海道出身メンバー。

 

同期で入った7人の中では最年長、

ガキンチョ、未経験者が多い中で

当時からパフォーマンスは一目置かれていたし、

ひたすら明るく、甲高い声でもっちゃりと話し、

あの「おもちゃ箱」と称された藤江Mでも

個性的なキャラは際立っていた。

 

1年後には、ドラフト2期生で唯一、

正規メンバーへの昇格を果たし、

さらに1年後、アルバムリード曲の

「まさかシンガポール」で初選抜。

 

そのポテンシャルと期待に相応しく

中心メンバーとなるべく、

その階段を着実に上っていった。

 

ところが、ここからが険しい道のり。

 

度重なるケガや体調不良で

大好きなライブや劇場公演に

出られない日々が続いたことが何度か。

 

それでも、持ち前のアイデアと行動力で

他のメンバーがやったことのない

いろんな形、さまざまな分野で

活動領域を広げていった。

 

例えば、自身の誕生日に毎年行っていた

「しおんチャレンジ」と銘打つ24時間配信。

 

そして、Jリーグ・コンサドーレ札幌の

サポーターとしての多様な活動や発信。

 

決して思いつきの単発で終わるのではなく、

どれも長く、そして、全力で取り組んでいた。

 

また、公演やライブに出られない中にあっても

後輩たち、特にドラ2のお子ちゃまや地方組を

お姉さん、時には、お母さんのように励まし、

サポートしていたことに

多くのメンバーが感謝していた。

 

グループの中でも年長組になり、

体調が万全とは言えない中で毎年、

生誕前後に「卒業フラグ」を立てられ、

それを元気いっぱいで否定するのが

ここ数年、晩春の風物詩だったように思う。

 

加入から9年。

後半は思ったような活動ができず、

正直言って、成果もなかなか出せず、

つらい思いをたくさんしたと想像する。

 

でも、ステージに立ったときのおんたんは

いつも底抜けに明るく、温かく、

そして、パフォーマンスは情熱的だった。

 

年少の同期が次々と先に卒業していき

グループ最年長にもなったけど

そんな妹たちはみんな、

おんたんに見送られながら活動を終えることを

とても心強く、嬉しく思っていたろうと想像する。

 

ボクのおんたん歴。

 

劇場公演は、15回。

RESET 3、ここ天 2、目撃者 3、

ドル明け 1、誰ため 4、

大阪魂(LeopAje) 1、恋突 1。

 

印象に残っているのは、

たくさんレスをもらったことと

お見送りはトップが多かったな~ということ。

 

結果的に見納めになってしまった

昨年8月の「恋突」の後、ここに記したレビュー。

 

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10か月ぶりの劇場おんたんは、

文字どおり「見て安心」のパフォーマンス。

 

ここぞという瞬間のメリハリのある表情や所作に

何度も「さすが、おんたん」と唸らされた。

力を込めるとか、大きくというだけでない、

曲の意味や特徴に合わせた「自在の表現力」。

 

今年の春、休業の原因となった体調不良は

この日を見る限り、問題なく思えたけれど

最年長の26歳、いつまでいてくれるかな、、、

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あれから1年以上いてくれたんだが、、、

 

握手実績は、5回。

なんかの拍子、たまにしか行かなかったのに

いつも元気にとびっきりの笑顔で迎えてくれた。

 

最終活動日となった11月5日の写メ会では

卒業公演で着たドレスで現れ、



その翌日からさっそく

マルチなタレントとして本格スタート。

 


そのバイタリティに溢れた

パイオニア(開拓者)精神で

目の前の道を切り拓いていってくれそうだ。

 

卒業公演には、先に卒業した

年下のドラフト2期生が全員集合。


(相変わらずアイドルが抜けないももっち。笑)

「辞め方」がいろいろだったので

集まるチャンスはないかなと思っていたけど

それも、おんたんの人徳、

素敵な場面を用意してくれてありがとう。

 

改めて、卒業おめでとう。

これからの人生に幸多からんことを。

 

さて、今日は朝から現場へ。

 


ここからは毎回が「ラス前」の気持ち。


まほぴーは休演とのことだけど

明日しかできない大切なミッションがある。