明日の気が重い仕事の準備で

久しぶりに7時半まで残業を強いられ、

大学生で密状態のバスに立ったまま揺られて

満員の準急をパスして各停で家路へ。

 

シートに腰を下ろして「ふぅ」とため息をつき、

スマホでツイのTLをチェックしてみると

 

 

鉄砲隊、エモストと

2つの立候補型投票企画への参戦を

両方見送ったすずちゃん。

 

ひょっとしたら、と思いつつ、

同じ判断をした同期のりかてぃーが

先日の生誕祭と単独公演で

今後を力強く語ってくれて

取り越し苦労ならいいなと考えていた。

 

5期生の横一線のスタートでは

間違いなく、先陣を切った一人だった。

 

「山田菜々の妹」。

 

彼女に関する最初の情報はそれだったけど

あくなき向上心と豊かな感受性で

「山田寿々」という存在感を確立していった。

 

昨年の大組閣で、若手主体のBⅡの

副キャプテンに抜擢されたことでも

彼女に対する運営の期待だろうし、

パフォーマンスの成長とともに

「難波愛」公演の大喜利での仕切りの上手さは、

姉を越える存在にもなれる潜在能力を感じた。

 

「山田菜々の妹ではなく、

山田寿々の姉が山田菜々」。

 

そんな風に言われたいと

いつかのライブで熱く語っていたのを覚えている。

 

卒業発表の映像はまだ見ていない。

公式ブログによると、

卒業の理由について

こんなふうに話していたとのこと。

 

・小さい頃からアイドルになるのが夢で

 NMB48に加入して、ファンの皆様に

 1つめの夢を叶えていただいた。

・その先の夢がなかなか見つからなくて

 悩んだ時期もあったけれど、

 昨年の生誕祭で言った女優さんになるため

 少しずつ勉強をしようと思った。

 

揚げ足を取るわけではないけれど、

 

なりたかったアイドルになれた。

ここにはもう次の夢はない。

だからここを巣立ち、次のステップに進む。

 

要するに、そういうことかな。

すずちゃん、それは残念だわ、、、

 

悔しい思いをたくさんして、

やりたいこと、叶えたいことが

たくさんあったはずだし、

もっと高みをめざして

頑張ってくれると思っていたのに。

 

 

昨年来、ドラ3や6期からも卒業が後を絶たない。

 

コロナ禍で如何ともしがたい事情はあるとしても

彼女たち自身が夢や希望、未来を描けなければ

ボクたちにまでは到底、回ってくるわけがない。

 

7期生が入ってきてくれたし、

劇場が再開したことも喜ばしいことだけど

ここで区切りをつけようと「決断」するメンバーが

次々と出てこないことを祈るばかりだ。