次のレポートに移る前に、急遽ひとネタ。
今日で、プロ野球パ・リーグの今年の全日程が終了。
その最終戦、京セラドームでのBs×H戦は、
マモさんこと、オリックス・岸田護投手の引退試合。
今年はここまで一度も一軍での登板はなく、
この日のために出場選手登録され、
オリックスが5-1でリードした9回表、
4番手投手としてマウンドへ。
往年のスピードとキレは望めないものの、
美しい投球フォームから繰り出すストレートで
SB高田選手を三球三振に仕留め、
(空気を読んでくれてありがとう)
14年間のプロ生活にピリオドを打った。
今日の試合には、かつての仲間で、
今は他球団でプレーする選手が
はるばる京セラドームまで観戦に。
(左から、金子、二人おいて、伊藤、西、近藤、坂口)
生中継を見ていたCATVに
この画が映し出された瞬間、涙腺は決壊。
試合後の引退セレモニーには、
ファームも含めてすべての選手が集結。
全員参加の胴上げは関わるすべての人たちから慕われた
マモさんのステキな人柄を象徴する光景だった。
マモさんがスピーチで語ったのは、
自分を支えてくれたあらゆる人たちへの感謝。
役職ごとにお世話になったことを一つ一つ挙げながら。
そして、それに続いては、
近年、低迷が続くチーム状況を踏まえ、
後輩への叱咤激励を込めたファンに対するメッセージ。
自分のことは、思い出も含めて何一つ語らなかった。
生涯成績は、44勝30敗63セーブ、63ホールド。
投球回数は786回1/3、防御率2.99。
図抜けた成績を残したわけではない。
14年間、一度も優勝を経験することができなかった。
最後の3年間は、ほとんどが二軍暮らし。
でも、逆にそのおかげで、
マモさんと一緒にファームで汗を流し、
技術、メンタル両面で影響を受けた若手たちが
今年は一軍の舞台で結果を少しずつ出せるようになった。
引退後も、何らかの形でチームに関わってくれたら。
これからも、マモさんが気にかけ、
マモさんを慕う後輩たちのよき兄貴分でいてほしい。
バファローズ一筋の14年間、
ほんとうにお疲れさまでした。
インコース低めに決まるストレートの球筋は、
今もしっかりと目に焼き付いてますよ。
昨日、キャプテンという共通項で、
ちっひーとリーチ選手を重ね合わせたこともあり、
マモさんって、NMB48で言えば誰だろうって考えていて、
パッと頭に浮かんだのが、れなぴょんだった。
公演(ゲーム)では背中でメンバーを統率。
日頃から面倒見の良さと優しさで後輩たちをフォロー。
誠実な行動や人柄で、周囲から全幅の信頼を集める。
マモさんも、れなぴょんほどではないが弄られ役だし。
そんなことを考えていたら、今日、
れなぴょんにも「花道」が用意されるとの発表が。
こちらもきっと最高に素敵なひとときとなるに違いない。
10月25日、できれば、その場所にいたい。
PS
2点差ならホールドがついたのに。
ふだんは入らない点がこんな日に限って入る。