古今東西星の数ほどいる男女が、星の数ほど使い古してきた言葉

今は何より、その言葉が身に沁みる

そんな感情がなければ、あたしはもっと楽だった

血を吐くような、こんな気持ちはいらなかった



あたしは

あなたがどんなことをしても、どんなに最低でも

きっと、心からは嫌いになれない



飽きたとか、冷めたとか

あたしには、とても言えない



あなたがあたしを、心から嫌っていること、知ってる

でもそれが、一時的なものでしかないことも、知ってる



好きになんてならなければ良かった

嫌いになんてなれないのだから



あなたの勝ちよ






でも、それではあまりにも悔しいから

きっとあなたが嫌いだと言い続けるわ


珍しい、あたしの嘘

いや、嘘でもないわね

あなたを憎んでいるのは、本当だから



















アタシハ ナンテ キモチワルイノカシラ