息子が18歳になりました。
普通であればここで元夫からの養育費はおしまい。
が・・・我が家の場合はちょっと違います。
離婚協議の際、私が譲らなかった点があります。
☆息子の苗字を絶対に私の苗字にすること。
☆息子が大学に進学したばあい、フルタイムの大学生である限り21歳まで養育費を継続すること。
離婚協議の際、あっちは苗字を変えられることに対してものすごく反対してきました。
アメリカで離婚の際に子供の苗字が変わるというのは、元夫の苗字を持つことによって社会的に影響が出るときぐらい。
例えば離婚する相手が犯罪者だったとか。
でも、私にはわかっていたんです。この男が絶対に今後息子に関わることはそれほどないだろうと。
彼の頭は新しくできた彼女一筋。彼女の言う事を聞き、いろいろ彼女から入れ知恵されてそれが理由で離婚は難航しました。
そんな新しい彼女が息子への気遣いをする気配が離婚協議中に1度もなかったんです。
例えばまだ4歳ぐらいの息子が父親に会うときに絶対に彼女を連れて行くなと決めていたんです。息子と父親だけの時間を過ごすのが面会であり、デートの延長線ではないのだから彼女を連れて行くなと。
が、彼女はまだ離婚がわからない、父と母が別々なことも理解していないのにも関わらず面会時に彼女を必ず連れてきて、彼女が母親ズラをする始末。リスペクトのかけらもありません。
元夫との話し合いも常にスピーカーフォンで彼女が監視。彼女を面会に連れてこないでと言うと、それを聞いたその女が電話を切るのです。
なかなかの自己中心。そしてそれに服従する元夫。だからわかっていたんです。この男は離婚が成立したら息子に会わなくなるだろうって。
なので、苗字は私にしておくべきと思ったんです。でも「おれは犯罪者じゃない」って言ってなかなか離婚協議書にサインをしてくれませんでした。自分のメンツだけを気にしていたら、妊娠していた彼女はあっという間に妊娠8カ月になり、いよいよ子供が出てくる前にメキシコ人の彼女と結婚しなければ子供にアメリカ国籍があげられないので(場所が日本だったので)結局はサインをしたという次第です。離婚後すぐに元夫はその女と結婚し、あちら様との息子が2か月後に生まれました。
元夫が苗字にこだわりすぎたせいで養育費の継続が21歳までという部分に何も反論がなかったのが18年前。
そんな元夫が息子が18歳になった今、いろいろとケチをつけてきたんです。
そんなわけでまたまた裁判沙汰に。
先方曰く
☆婚姻生活は最悪で、精神的にも自分できちんと判断ができなかった。それを利用してこの女(私)に無理やり離婚協議書をサインさせられた。
☆自分はこの離婚協議書にサインしたくなかったのに、無理やりだった。
ま、出だしはこんな感じです。
裁判官からなぜこの18年間、息子との時間をこれといって過ごさなかったのかの件に関しては
☆自分は空母の勤務で、息子にあう時間などなかった
☆自分はつねに海外勤務で、息子にあう時間がなかった
とにかく全部嘘。嘘。嘘。
空母の勤務は息子が3歳まで。船が陸にいても仕事が忙しいと言っては彼女の家に行っていたみたい。
軍に務めたのも息子が5歳ぐらいまでかな。あとは彼女が日本の某大学の学生だったので日本に居続けたわけです。彼女が卒業し、息子が小学校8歳だか9歳ぐらいのとき、アメリカに引っ越してきたあとも大して会う努力はしませんでした。面会権では1年間のうち2週間会うことになっていましたが、その2週間でさえできないのがほとんど。毎回毎回「お前に養育費を払っていてお金がないから会えない」と言い続けました。
裁判の結果はといいますと、いつものごとくまたまた自分の首を自分で絞めたって結果です。
毎回毎回、養育費の減額要求をされ続けましたが、息子に会わな過ぎて(子供がどちらの親に何日いるのか養育費の計算に考慮される)養育費は減額どころか上がるばかり。
今回も自分はイラク戦争のPTSDになって国から100%補償をもらっているし、PTSDのせいでちゃんとした職につけないから今のお給料から養育費は渡せない。自分には別にもう3人の子供がいる。との主張。
が、国からの補償がかなりの課税対象外で、そのほかいろいろお金をもらっているので結局養育費が増えたんですよね。笑
ま、国から息子に渡るお金を養育費とカウントするという決まりがカリフォルニア州にはあるのであちら様はラッキーなことに息子が国からもらうお金を養育費の一部とみなされることになったので実際に自分たちで払うお金は減ったわけです。
そして・・・私と元夫が結婚している最中に息子のためにためたお金が少しだけあるんですよ。それを大学に直接学費として払おうとしていたのですが、その金額を養育費としてみなされないとわかったとたんに元夫が解約し、自分の懐に入れようとしたんですよ。
これに関しては2015年のEmailが残っているので、このお金が息子の学費として大学に支払われないのであれば横領として訴えると証拠メールとともにあっちに報告。数日後に大学に払うという連絡がきましたが、8月25日までに払われたことが確認できない場合は訴えると念をおしておきました。
ま、こんな感じでですね、まだまだやってます。笑
もう裁判も慣れたもんですよ。かれこれ15年ぐらいやってますからね、弁護士なしでいろいろやりました。
そんなわけで、一向に真面目にならない父親を反面教師に、息子はすくすくと真面目に育っております。
18歳を迎え、大人になった息子は実の父親に対し「お前は父親らしいことを何一つしていない。」と言った模様。そんな息子のコメントに対し「俺は養育費を払い続けた」とあちらは反撃。
息子は「それは父親として当たり前の行為であり、養育費を払ったからといって父親らしいという地位を確立するわけない。」と、オトナなジャブをお見舞い。
あー、私の苗字にしてよかった。
あー、私が育ててよかった。
あー、真面目に育ってくれてよかった。
あー、あの男と別れてよかった。
私はとても幸せです。