高校時代に行ったホストファミリーのホストシスターの息子さんが事故に遭って亡くなってからほどなく、今度はフロリダ時代の同僚の訃報が。
デルタ航空で働いていた時に出会った彼女は当時高校生の2人の娘を育てるシングルマザーでした。
ちょうどそんな彼女に婚約者がいて、新たな門出を始める時に一緒に働いていました。
婚約者の彼はニュージーランド人のパイロット。よく私たちの職場にも来てくれて仕事のあとに食事にいったりもしました。
数年後、私たちは同じ頃に妊娠。
妊婦3回目の彼女にいろいろアドバイスをもらいながらの妊娠生活。初めての妊娠でつわりがひどい日も、常にお腹が空く日もいつも話し相手になってくれた。
その後私は日本に引っ越し。
そして彼女は4回目の妊娠しながらもご主人の仕事にあわせて台湾、バーレーンと引っ越しし、10年ちょい前にアメリカに戻ってきました。
私の息子と同い年の男の子は我が家と同じくプライベートパイロットライセンスを取り、パイロットへの道を着々と歩んでいた模様。
そんな彼女とご主人が亡くなったって聞いてショックでした。
彼女のご主人はユナイテッド航空のキャプテン。今まで飛んだ飛行機の機種や時間は数知れず。
そんな彼が操縦席に、プライベートパイロットライセンスを持つ息子さんを副操縦席に、そして私の元同僚を後ろの席に乗せたセスナが墜落したというのです。
離陸すぐに管制塔とのコミュニケーションが途切れたらしく、墜落した機体が見つかったのはなんと翌朝。
半日以上誰からも見つけてもらえなかったにもかかわらず、息子さんは奇跡的に生きていたんです。
そう思うと、もしかしたら私の元同僚とご主人は墜落すぐに生きてたんじゃないかって思ったり、もしすぐに助けが来ていたら生き残れたんじゃないかって思ったり。
ましてや趣味程度のパイロットではなく、日常的にセスナを飛んだり、仕事で大手航空会社のパイロットをやっているパイロット一筋の彼が操縦で間違いを起こすわけないと思うんです。
ましてやものすごい時間、トレーニングをしてきているので、ちょっとやそっとのトラブルでも絶対に冷静に対処できるスキルもあるはず。
だから、勝手に機体不備なんじゃないかって思って怒りが込み上げてくるわけです。
一番下の息子さんは、まだ高校4年生。
なんでこんなことになったのか。
なぜ、助からなかったのか。
考えても答えは出ないとわかっていても頭から消えなくて。。。
それと同時にプライベートパイロットライセンスを取った息子にセスナはやめろと言いたくなってしまう。
あー、悲しい。気分おちこむわー