「フルマラソンを走ること」は私の中でいつのまにか芽生えた夢だった
2年前から少しずつ走り始めて、初めて出た5kmの大会は楽しくて
でも去年出た10kmの大会は我ながらグダグダで
このままもう走らないんじゃないかなと思ってた
いつか、ではなく、30歳までにフルマラソン、と決めたのは去年
本当は去年のホノルルマラソンを走ってみたかったんだけど
2月にホノルルに行くことになって、諦めてそのままに
そして、ダメ元で応募した神戸マラソンに当選!
これはbig chanceだと思ってまた走り始めたけど
絶対に無理だと思って途方に暮れて、もう放棄しちゃおうかと思ってた
ある人に神戸マラソンの話をした時、何でフルマラソンを自分は走りたいと思ったんだろうと思い返してみいた
そうだ、私は「自分の根性試し」をしたいんだ、と
これからたくさんの困難が待ち受けるだろう未来を生きていくために
その困難を乗り越えるときに励みに出来るような経験を積みたいと思ったんだった、と自覚した
よしっ、走ろう!
そう覚悟してFBに投稿したら、たった1回、しかも10分くらい話したことがない人がコメントをくれて
そこから光の速さで彼が所属していた素敵なランニングコミュニティと私をつなげてくれた
実は、彼の日記を読んで興味を持っていたから、びっくり&嬉しかった
それが8月末の出来事
そこから地道に練習してたんだけど、やはり一人でやってると全然距離は伸びなくて
でもやるしかなくて
そこから10kmの大会や、試走も誘ってもらって、
10月の終わりの試走の前日にやっと神戸を走るメンバーに会って
試走したり、大阪城ナイトランしたり、メールで情報交換したり(私は教えてもらってばっかりだったけど)
初めてのマラソンだし、20km以上走ったことないし、本当に不安だったけど
みんなに「絶対走り切れるよ」って言ってもらえて
何より走ることが大好きなみんなと大好きな神戸の街を走れることが楽しみで
ワクワク感の方が大きくなっていった
どんどん本番が近付いていって、みんなのメールがどんどん盛り上がってきて
ちゃんと気持ちが盛り上がって、前日の夜には感動でもうすでに胸がいっぱい
当日の朝、仲間に入れてもらったばっかりなのに
私の分までおそろいのブレスレットを作ってくれていたり
ペース表、感想的な手紙などぜーーんぶ丁寧にそろえていてくれて本当に感動
手紙を読んで、ブレスレットとペース表を腕に巻いて仲間とスタート地点にたったときには
もう不安はまったくなかった
何事も、スタートラインに立つまでが8割、と言うけれど
仲間、経験者の上司や友達からアドバイスをもらって、みんなが応援してくれて
色んな人が助けてくれてスタートラインに立つことが出来たんだから
もう私はただ前を向いてゴールに向かって走るだけ
ゴールにたどり着くためには、ただ一歩一歩前に進むしかない
今回「完走」が目標だった私
試走の帰りに仲間から「途中で歩いたら一生後悔する」って言われて
確かに私も去年10kmの大会で歩いちゃって本当に後悔したから
今回はどんなにしんどくても絶対に歩かない!と決めた
もうこれだけは絶対に守ると心に決めてひたすら走った
どんなにしんどくても、給水所でお水が飲みにくくても、周りのみーんなが歩いてても
前だけ向いて走った
全ては終わってからおいしいビールを飲むため!笑
いや、心からの笑顔でゴールラインでみんなに会うため!
マラソンってひたすら自分との戦いで
体にも心にもごまかしがきかないスポーツで
こないだの10kmは雨も降ってたし精神的にもしんどい時期だったから
たった1時間なのに本当にしんどくて、孤独で、耐えられなかった
だから今回は5時間以上も走るか自分はどうなってしまうんだろうと思ったけど
景色もきれかったし、走ってる人いっぱいいたし
何より仲間が神戸で大阪で頑張ってると思ったら全然さみしくなかった
自分ともそーんなに厳しく向き合わず追い詰めることもなかったし
ただ「歩くなよ」と思いながら
一歩一歩確実に前に進むことだけ考えた
5時間26分1秒
予想をはるかに越えた初マラソンのタイムは、本当に私の誇りです
42kmずっと沿道の応援が途切れることなく続いていて
私は後ろに名前が書いたゼッケンをつけてたからたまに名指しで応援してくれることがあって
応援してもらえることってこんなに力もらえるんだと思って、本当にうれしかった
終わってからのビールは、本当においしかった!
「完走しました」ってみんなに胸張って言えたからね!
今日はとてつもない筋肉痛なんだけど、気持ちはもう走りたい!
3月の名古屋、走ります!
もう完走したから、次からはタイムにこだわっていきたいな!
3月の目標は4時間30分!
筋肉痛が治ったら走りこんでいきます!
まさか今年、神戸マラソンという形で、ひとつの夢がかなうと思ってもみなかった
でも、これは本当に運命
人のつながりで、今年神戸を走る最高の仲間と出会えて、完走できた
今まで欲しいものは自分の力で何でも勝ち取っていかなきゃ意味ないと思ってた
でも、神戸マラソンまでの経緯を通して
何か大きな力、流れに身を任せることってすごく大切だなぁと初めて思えた
そこにはもちろん自分の意志もあるんだけど
自分の意志のみならず、誰かに許可してもらっているような感覚で
「あなたの人生に走ることを取り入れなさい」って誰かに言ってもらえているようで
あぁ私って走ってもいいんだ
そう思ったら走ることに迷いがなくなった
そんな感覚は人生で初めてで、尊敬する人もそう言ってたから
26歳の今、こういう経験が出来てよかったなぁと思ってる
全てはFBのコメントから始まった
アクションを起こしてくれた友人は本当に尊敬する存在
その友人、神戸を一緒に走った3人の素晴らしい仲間、応援してくれたコミュニティの仲間たち
惜しげもなく経験談を話してくれ、ずっとネットで私の走りを見守ってくれた上司
いつ聞いても親切に色々アドバイスをくれた高校時代の友人
応援してくれた友人、会社のみなさま
そして、健康な身体に産んでくれた両親
すべてに感謝しています、ありがとう
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