アディスアベバに暮らすシニアボランティアの桑田さんに助けを求め、ノミ・ダニ退治について、電話で伺った。

桑田さんも去年、ノミ・ダニに苦しんでいたそうで。

で、いろいろ試した結果、衣類の煮沸消毒が一番効いたとのこと。

電子レンジでもいいそうだが、そんなものは私の家にはナイ。

それで、私の場合、手軽なケトルでの熱湯消毒を試みることにした。



タライに衣類を入れ、ケトルで沸かしたお湯をたくさん入れ、ノミ・ダニを退治していく。

その後、洗剤で手洗いする。

まだ試して三日目だが、下着のラインのところの痒みがなくなった気がする。

そして、外出したら、家に入る前に、全て脱ぎ、洗濯した服に着替えるといいそうで、今日は、学校からの帰宅後と、町への散歩後と、寝る前と、三回着替えた。

ノミ・ダニは、衣類が好きなようで、一番いいのは、「裸でいること」だそう。

エチオピア人の家や学校は、埃だらけで、とても、とても汚いので、私はそこでノミ・ダニを連れてくるんだと思う。

洗濯する服が増え、毎日洗うのは面倒だが、快適さには代えられない。

私の体も、ノミ・ダニに噛まれた跡で、相当汚い。

まだ幸せに思うのは、顔が噛まれていないこと。



桑田さん曰く、毎回洗剤で手洗いするのが面倒だったら、熱湯消毒だけでも効果があるようで、楽しくやっていこうと思う。

確かに、熱湯消毒した後のたらいのお湯を見ると、黒いのが浮かんでいる。

これは、絶対、ノミ・ダニ!!

昨日は、寝具の毛布とシーツも全て、熱湯消毒し、気持ちがよくなった!



洗って、乾かした衣類は、袋に入れて、外に置いて、太陽に当てておくのも、効果大だそう。

ちなみに、熱湯消毒すると、綿以外は、しわくちゃになったり、縮んだりする。

帰国するまで毎日熱湯消毒して洗うと、服がボロボロになりそうだな。

最近、靴も一つダメになって、捨てて、エチオピアで生活してる感じがして、いい気分だ。



今回、ノミ・ダニのことで学んだことは、「エチオピアが汚いからといって、いつも汚いままにしておいてはダメだということ!そして、汚いからこそ、清潔にしておくことが大事だということ!」だ。

ちなみに、エチオピア人の肌は、茶色くて、とても強いので、ノミ・ダニには噛まれないのだ。