2月4日には高校受験をする事を決めていた姉ですが、正直険しい道を選んだなと思いました。

3年間中学受験に向けてきた気持ちをすぐに高校受験に向ける事、今まで思い描いてきた中学生生活とはギャップがある事。志望高校は中学受験の志望校と同等かそれ以上である事。私立中学に行くと思われていた周りの目。

どれをとっても険しいなと思います。

とりわけ周りの目は自分ではどう対処すればよいのでしょうか?

そこが女子の非常に難しい所だと感じました。しかしこれは杞憂におわるのです。

 

その大きな決断を、大した事ではないのだよ。と本人が思う必要があると思いました。

夫がいうように、3年間非常に頑張ったその成果は中学受験には現れなかったがいつか結果がついてくる時がくるだろう。その時のために努力し続ける事が大切なんだよ。と。

これまでの3年間、時間もお金も体力も相当使ってきましたが、もちろんそれは水の泡と消える事なく間違いなく彼女の糧になるのですが、その事をとにかく肯定しなければなりません。夢破れた彼女に素直にその事を受け入れる隙間があるのか。その隙間を作ってあげる必要もありました。

 

 

そしてもちろん不合格には理由がありますからどうして不合格だったのか、何が間違っていたのか。

ひとつひとつ、本人と私とで紐解いていきました。

 

受験を舐めてた。

 

これが姉の第一声でした。

 

勉強は好きだし、問題を解くのも全く苦ではない、ただ受験生だったかと言われるとそうじゃないかもしれない。塾で天才、秀才に囲まれて難問が解けると楽しかった。自分も同じかもと思ってしまった。

人と競争ができなかった。

 

塾選び。

姉は天才でもなければ秀才でもなかった、しっかりと亀さんだったのです。

しっかりと考える力を身につけて、大学受験を考えるならばテクニックだけで問題を解く方法を身につけてほしくなかった、(もちろんその事ばかりを教えている塾ばかりなわけではないと思います。これは私の主観です)小学生にその事をさせるのは酷だと思いました。

しかし、受験は合格がゴールです。3年間共に学んだ天才・秀才はきっと間に合ったことでしょう、しかし姉には少し遅かったのです。

そして志望校の問題がやはり向いてなかった。問題数が多く処理能力を問われる問題

。じっくり難問に向き合い集中力を高めたい姉。

合格を手にしたいなら志望校を変えるべきだった。ただ問題傾向が学校の欲しい人材だと言われればそもそも縁がなかったのでしょう。

 

塾の面談では本人には問題は合っていないが、どうしても行きたいならやるしかない。と言われていました。子供の志望にそれはそれは寄り添って下さる素晴らしい塾だと今でも思っています。

そしてもう一度4年生に戻っても同じ塾に行くと言った姉。

ここで培った思考力はまさに今力を発揮していると思います。

 

 

前日に塾の先生から言われた事。

 

合格するかは分かりません、ただ賢くなりましたよ。

 

この一言だけで本当は万歳なのです。