お盆も終わり、ご先祖様たちは、雲に乗って、極楽浄土(の、はずですが、、、。(笑))へと、旅立たれてゆきました。
そこで、仏壇を整理しようと、ご先祖様の位牌を取り出した時、ふと、頭の中をよぎるものがありました。
「わたしのルーツは、一体なんだろう???」
今まで、考えたこともなかったことです。
親も、親が小さいころに両親が亡くなっていたので、あまり先祖のことは詳しくなく、あいまいにうやむやにされてきました。
ところがこの年になって、急に気になってきました。
そこで、ネットで自分の名字を検索しまくりました。
まず、わかったのは、平安時代、藤原鎌足の紀朝臣(きのあそん=書記)であったこと。
つぎに、徳川幕府の時代、徳川吉宗に使えていた、、、、ということ。
最後にわかったのは、日本の歴史の書に、江戸時代末期から明治の初めにかけて、北海道の函館、当時で言う「蝦夷」開拓において、新選組とともに幕府軍、榎本武明の指揮のもと「五稜郭の戦い」で戦った砲術班(騎兵隊)兼任、機械班(エンジニア)に、「宮重一之助」というひとが、いた、ということ。
そういえば、うちの先祖は「足軽だった。」という、母の証言があった。
と、いうことは、わたしのひいおじいちゃんは、北海道開拓にたづさわったのか???
そこで、ご先祖様の位牌を、おそるおそる、取り出してみた。
「彦助に、良助???!!!」
あの、蝦夷で新選組と五稜郭でたたかった、「宮重一之助」と同じ、「助」が、ついているではないか??? 彦助は、孫たちの間では「ひこちゃん」で、とおっていた、母を育ててくれた、おじいちゃんなのだ!!
で、では、、、わたしは、宮重一之助さんの、直系の子孫なの???
と、いうわけで、震える手で、位牌の中身をもっとさぐってみた。。。。。
、、、、、すると。。。。
あ”あ”あ”あ”あ”~~~~っ!!
位牌が半分に割れているぅ~~~~っ!!
何があったんだぁ~~??!!
額から流れる脂汗。。。。。ん???
そうだ!!!!! 思い出した。。。あれは、5年前の夏、父がわたしの教会でクリスチャンとなり、洗礼を受けた直後のことだった。仏壇に手を合わせる父に「偶像崇拝はいけないよ!!」といったところ「ご先祖様の霊に手を合わせて何が悪い!!」と、激怒しつっぱねる父ともみあいになって、割れた、あの、位牌ではありませんか!!!????
あ”あ”あ”あ”あ”~~~~っ!!!
やってもうた。。。。。
これで、事実は闇のなかに。。。。
お~いお~い。。。(むせび泣き)
これでわたしのルーツは、蝦夷の霧の中へと、消えていくのか????
ん? またまた、よくみると、没年は「明治二年。」
こ、これは、五稜郭の戦いの終結した年ではないか???
戦争終結が5月で、ひいおじいちゃんの没年が同年、7月、、、、、ということは、戦争後、疲労から亡くなったか、切腹をした、可能性が、、、、。。。。。
そうか、、少し現実味をおびてきたぞ。。。。
しかし、、、、、なんで、わたしは、こんないらんことをするかねぇ。。。。位牌を割ってしまうなんて。。。。。。 とほほほほ。
まぁ、仕方がないので、ネットで東京の国会図書館にある「宮重一族」という本を見つけたので、借りてみようと思う。 ちょっと、わくわくしている、わたしなのでした。 (^O^)/♬