猫のまつげに木星 -2ページ目
 とても幻想的な世界についた。そこはあらゆる娯楽施設でいっぱいだった。
巨大なジェットコースター、回転木馬、いろいろなぬいぐるみの動物たち
幻想的な風景のセット……別の遊び場では、無重力状態になっているところがあって
みな自分のからだが宙に浮くのを大笑いしながら楽しんでいた。

「より進歩した人間ほど、子どものようになってくるんだ」
「ここには、こういったものがたくさんつくられている。
進歩したおとなの精神は、まるで子どもとそっくりだ。
だからわれわれは、こういった遊びとか、幻想とか、創造とかいったものが必要なんだよ……。
でも最大の遊び、幻想、創造といえるのは大宇宙であり、その創造者は愛だ……」

「神?」
「愛は神だからね……われわれの言葉では、創造者とか神聖とか神とかを意味するのに
たったひとつの言葉がある……それは、"愛"という言葉で
いつも大文字(AMORE)で書きあらわすようになっている。
いつか地球でも、おなじようにするようになるだろう……」





「う~ん。でも、どうして、まだできないでいるの?」
「それは、いまだに、時代おくれの古い考えと、新しい時代には順応できないシステムにしたがいつづけていて、それが、人々を傷つける結果となっているんだよ。
でも、人々は幸せになるために生まれてきているんであって、傷つくために生まれているんじゃないんだ。
だから、われわれもこの"救済計画"にのっとって、はたらいているんだよ。

最近地球で、愛についてよく語られているのに、気がついたかい?」
「ああ……そう言えばそうだ」
「それは、この"水がめ座の時代"に入り、これらのメッセージを受け取るひとが多くなり
その多くのひとが、前にもまして強くなったこの愛の放射の力を、感じているからなんだよ」
「じゃ、どうして、いま、地球には、より多くの苦しみがあるの?
もっと前の時代には、世界大戦だとか貧困だとかペストだとかあったにしても……」

「人々は、以前、ざんこくな行為に対してそれほどせんさいではなく、戦争もとうぜんのことと考えていた。でも、いまはもうちがうんだ。大部分のひとはただ平和に生きることを願っている。
"新しい時代の人間"は、よりせんさいな放射の影響を受け、かわいそうに苦悩に対してより敏感で、より傷つきやすくなっているんだよベドゥリート」





「ベドゥリート、キャッチしたかい?」
「う~ん……これ、いったいなんのためにやっているの?」
「このメッセージは、ずっと深いところ――そう、神からきているんだ。
そしてここにいるひとたちは、それをキャッチして、地球のようにあまり進歩していない世界に再送信しているんだ。
むこうで、だれかが受信するんだけど、かならずしも純粋に再生するとはかぎらない。
それは、受信するひとの意識の水準によるんだよ」
「意識の水準? それなんのこと?」
「ふたつの脳のバランスの度合いのことだよ。
受信するひとのこのバランスが正しくとれていれば、メッセージを性格に受け取って
新しい時代の想像のために使われるけど、そうでないとゆがんで解釈されて
反対に恐怖や混乱や暴動などが増加することになるんだよ」
「新しい時代だって?」
「うん、"水がめ座の時代"のことだよ。地球という惑星の新しい発達段階で
数千年ものあいだつづいた野蛮な時代のつぎにくる、新しい愛の時代のことだよ。
地球よりもせんさいな宇宙エネルギーに支配されるようになり、
すべてのひとの愛の成長をたすけるようになるんだ。
地球のひとも、もうオフィルのように幸せに生きることができるようになるんだよ」