受験が終わり、最後の給食を食べ終わり、今日は卒業式‥。


娘は答辞を読むことに。

12月上旬、学年主任の先生に呼び出され「答辞をやってみないか?」と声をかけられたそうだ。先生方からの推薦で娘に決まったそう。生徒会の経験もあり、全校生徒の前で話すことが好きな娘は引き受けることに。昨年は送辞に立候補したがくじ引きで当たらず、答辞は先生方からの推薦で娘に決まったことが嬉しかったそう。

冬休み前の三者面談では、「○○○はいろんな想いをして頑張ってきたから、○○○が読めばみんなの心に響くので。」と担任の先生が仰っていた。

入院して会えない闘病中の弟を想い、弟を亡くし、悲しみを乗り越え、部活どうや勉強に励み、この3年間いろんな想いしてきたと思う。娘の頑張りが先生方にも伝わっているんだなぁと感じた。


受験勉強の合間に文章を考え、受験が終わってからは文章の見直し、放課後残って舞台練習。

日が近づくごとにもうすぐ卒業なんだなぁと実感。


娘の答辞と共に夫はPTA会長の祝辞。親子で舞台に上がる。くじ引きで引いてしまって仕方なく会長をやっている夫は、娘と違い人前で話すことは慣れてない。文章もネットで検索しながら私が考え、2分程で終わる短い祝辞。前日「緊張して眠れんかも」と言っていたわりに、私より寝ている夫。無事に読み終わることを祈ろう。


卒業式当日。

「今日は○ーちゃんの卒業式だよ。父ちゃんの祝辞、○ーちゃんの答辞見守っていてね」と手を合わせ、息子の小さい遺影を鞄に入れた。


見ているだけなのに緊張の私。

卒業式証書授与、校長式辞、夫の祝辞も無事に終え、一安心。

慣れない挨拶を本当にお疲れ様。


送辞、送別の歌が終わり、答辞。

入学してからのこと、部活動のこと‥その時のことが思い出され、涙ぐむ。

先生へのお礼を伝えた後、サプライズで3年生の先生一人一人にお世話になった代表の生徒が感謝の気持ちを伝えた。最初の女の子は涙で言葉がつまり、その姿にもらい泣き。涙をふいてる先生を見てまた泣ける。

娘も学年主任で水泳部顧問であった先生に感謝を涙声で伝える。

「最後に一番近くで見守ってくれた家族へ‥」これには号泣。

涙をこらえながら、最後まで読み終わることができ、卒業の歌。

大役をやり終えた娘。本当に立派だったよ。


式の後は教室で学級卒業式。

担任の先生が作成したエンドロールを観ていた。先生に一人一人がお礼を伝え、花束贈呈。最後に先生からの手紙。先生、涙ぐみながら読んでいた。


その後は外に出て、部活動の顧問の先生に色紙と花束贈呈。水泳が大好きで部活が楽しくて‥。3年間お世話になりました。


最後は友達と写真を撮ったり、ライン交換したり‥。


その間私はママさんとお話‥。誰もが「答辞よかったよ。泣けたよ。」「○○○ちゃん、よかったよぉ。立派だったよ。」とお褒めの言葉を頂いた。それと「お父さん(夫)お疲れ様。(会長)終わったね」と。


妹さんが息子と同級生のママさんとお話した。

息子の月命日には教室の息子の机にお小遣いで買ったお花をお供えしてくれて、命日には担任の先生伝いにお花を届けてくれた。学校へ通えた時には先生と一緒にいつも出迎えてくれて息子の荷物を持ってくれる優しい女の子。

お礼を伝えると、「○○くんのこと、大好きだったから。○○くんが描いてくれた絵を今も大事にしてるよ。」と涙ぐんでいた。「小学校の卒業式、行くね。」「一緒に卒業しようね。」と言ってくれた。


再来週は息子の卒業式。

息子の遺影も一緒に‥息子も一緒に‥。

卒業証書も番号は付けれないけど用意してくれるそうだ。

卒業アルバムにも息子の写真を載せてくれるそうで、遺影の写真を使ってもらうことに。3年生の頃の写真で息子だけ幼く見えてしまうんだろうけど、クラスメイトが大人になってアルバム開いた時に息子がいたことを思い出してくれたら‥と思う。

卒業を祝う行事、卒業式後の謝恩会の連絡も頂いたけど、欠席することに。息子がいないのに行くのはなぁ‥盛り上がっているクラスメイトを見て辛くならないかなぁ‥行かない方がいいのかなぁと思った。


息子も卒業かぁ。

私の中で息子は小4のままで、夢に出てくる息子は幼くて、卒業という実感があまりない。

生きていたら中学生になるんだなぁ。