冷たく強い風にブルっとする東京ですが
明るい陽射しが嬉しい。
皆さんのところはいかがでしょうか。

前からどうしても観たかった映画を
やっと鑑賞してきました。
『ケイコ 目を澄ませて』



主人公は岸井ゆきのさん演じる
生まれつき聴覚障害を持つ、
愛想笑いも嘘も嫌いなプロボクサー
恵子。
この役を演じるにあたり、
岸井ゆきのさんはボクシングの
トレーニングと身体作りに
3ヶ月以上を費やしたそうです。
監督は三宅唱。初めて
16mmフィルムで撮影したそうです。

主人公のセリフがほぼないからなのか、
映像の中で作業の音や人の息づかいや
環境の音、恵子が聞いている時の
他の人の言葉が際立って感じました。
お恥ずかしいことですが、
それらのシーンから自分自身は
聞こえる人間であると、心から意識しました。
映画を観ながら今私は聴こえているけれど、
主人公の恵子は相手が話している言葉も
街の雑踏音も聞こえていないんだと、
恵子と一緒に同じ空間に居る感覚になり
気づいたのでした。
私にとってはその感覚が映像と音から
表現されている映画だと思いました。

そして岸井ゆきのさんの
演技をしていないかのような演技や
他にも三浦友和さん、仙道敦子さん
ベテラン俳優の方々の存在感も
素晴らしかった映画でした。
渋谷ユーロスペースにて。
さあ!今年も梅の花満開です。
お隣のお庭で🤣


デビューした15歳の頃から
営業の衣装を探しに利用したり、
渋谷で待ち合わせの目印にしたりと長いことお世話になった東急百貨店 
渋谷本館が閉業した翌日




馴染みのものが消えるのは寂しい。
建物もなんとなく寂しげに見えますが、お役目終了やれやれと言う感じにも見えます。
長い間本当にお疲れ様でした。
ありがとう♥️
かなり大きな敷地、
いったい何に生まれ変わるのかな。