こんにちは。
お久しぶりです![]()
復職してから生活が一変し、日々仕事をこなして体調を保つのに精いっぱいでブログを書くことができませんでした。
久しぶりすぎて、ブログの書き方も忘れてて、どこから新規作成できるんだっけ?と迷う始末
復職して半年以上経過しましたが、大きく体調を崩すこともなく、働く生活にようやく慣れてきたかなといったところです。
今更ですが、復職の経緯の続きを記載します。
復職する部署が決まってからもしばらくお休みをいただいていましたが、
人事経由で、
「新しい部署の部長がPeonyさんと面談したいそうなので会社に来てください。」
と連絡をいただきました。
2年も休職すると、会社の人たちから白い目で見られているだろうな、
どんな顔で皆と会えば良いの?
オフィスで知り合いに誰ともすれ違いたくない、
と不安で仕方なく出社するのがとても怖かったのですが、
仕方なく、恐る恐る面談に伺いました![]()
人事の方に連れられて会議室に入ると、
初めてお会いする部長と、かなり昔一緒に仕事したことがあるいわく付の次長がいました![]()
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ご挨拶して席に着くと、
部長が、「どこに住んでいるの?何線で通勤しているの?」など、たわいもない話をして場を和ませてくださり、
部長、次長、人事の方、私の4人で面談しましたが、実際にお話しするのはほぼ部長とばかりでした。
「Pさんの体調のことは人事部から色々と聞いて知っています。色々と大変でしたね。これまで一人で仕事を抱えてきたそうだけど、うちの部署は一人で完結する仕事はなくて、皆で一緒にやっていく仕事ですから。他部署を巻き込んで一緒に解決していかないとできないような仕事ばかりですから大丈夫です。」
うーん、前の場所では上司が全く仕事をせずに丸投げされていましたが、一人で抱える仕事だったことが理由というよりは、妊娠に配慮してもらえず流産したことだったり、人間関係に不信感を持ったことがストレスの原因なのだけど…
更年期障害も大きな原因だし、ちゃんと事実が伝わっているのか疑問です。
「体調が悪い私を受け入れてくださりありがとうございます。貴部に復職させていただいた場合、どのような業務内容になりますか?私のこれまでの経験で、どのようにお役に立てるのだろうかとあまりイメージができなくて・・・」
具体的な業務内容は省略しますが、
海外に特化した業務で、部署のほとんどの方が、英語もしくは他の外国語を使えるとのこと。
そして、かなり高度な業務内容でした![]()
私、お役に立てるんだろうか・・・
英語ができないことを伝えると、
「勉強すれば大丈夫ですよ。Peonyさんみたいな経歴の人(たいした経歴じゃないけど
)は、英語ができないってことはなくて、きっと忘れているだけですから。思い出せば大丈夫です。私も英語が苦手なんで、通勤電車の中で勉強してます。」
後から知ったのですが、部長は普通にWeb会議で英語をお話になりますし、驚いたことに中国語も達者でした![]()
むしろ中国語はかなりお得意で、それに比べたら英語の方が得意ではない、というだけ・・・
これまでの上司は、仕事をあまりしない方ばかりだったので、自ら仕事をバリバリされて、語学や業務に関する勉強も日々されている部長にお会いしたのは初めて。
私、ほんとに英語全く触れてこなかったのに、ちょっとやればできるだろう(思い出す)と勘違いされてるわ・・・
忘れているんじゃなくて、知らないんですが。
できる人が想像する、できないと言っている人のできない具合が私と違うんだろうな。
やばい・・・![]()
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「貴部に異動させていただくからには英語を勉強するつもりですが、何しろ読み書きもGoogle翻訳に頼らないとわからないレベルなので、中学英語からやりなおさないといけないので少し時間がかかってしまうかと思います・・」
「私も翻訳機よく使っていますよ。まず翻訳機にかけてみて、おかしな部分を自分で直した方が早いですからね。中学英文法さえわかっていれば、あとはフレーズを1000くらい暗記すれば喋れるようになりますよ。私は帰りがけに洋楽を聞きながら、マスクの下で口をモゴモゴ動かして、英語で歌を歌っています。マスクだから怪しまれなくて済んで助かりますね
」
1000フレーズって、そんな簡単に覚えられるものでしょうか・・・![]()
でも業務以上に、私にとっては復職してからの人間関係のことが心配でした。
2年も休んでどんな顔で旧同僚と会えば良いのかわからなかったです。
復職する勇気が持てず、もうこのまま退職するしかないのかなと半ば諦めもありました。
それなのに復職を決意できたのは、部長から以下のようなメッセージをいただいたからです。
私が、
「この2年間休職して、仕事に穴をあけ、皆さんにご迷惑をおかけしてしてしまったので、
正直、今日ここに来るのもとても怖かったです。」
そう打ち明けたところ、
それまで少し冗談めいたお話をされていた部長が真剣な顔で言いました。
「Peonyさん、良いですか。自分の人生なんですよ。私は一応部長をやらせてもらってますが、仮に私が明日からいなくなったとしても、仕事は回っていきます。穴ができたら周りが埋めて何事もなく回っていく。組織というのはそういうものです。家族だったらそうはいかないです。誰か欠けたら大変なことになりますから。でも仕事は誰か倒れたら、その人のやっていた仕事を他の人が多少時間はかかったとしても調べればできることですから。だから、迷惑かけたって萎縮することはないです。人は皆周りに迷惑をかけて生きているんです。前の部署に迷惑かけたって気に病んでいるのかもしれないけれどね、異動すれば、誰だって最初の頃には前の部署に情があって気になっても、新しい部署で仕事をしていくうちにそこが自分の居場所になるわけだから徐々に前の部署のことを考えなくなります。誰になんて思われようと気にする必要はないんです。私達はあなたを歓迎していますので、良かったら一緒に仕事をして行きましょう。体調が思わしくなければぎりぎりまで休んでから復帰すれば良いですし、復職してからも徐々に仕事に慣れていってくれれば良いです。急がせるつもりはないけれど、私達は待っていますね。」
そう言った後、
「私の名刺を渡しておくから、復職できるようになったら連絡してくださいね。」
と言って名刺を渡してくださり、部長は会議室を後にされました。
その後、同席していただいた人事の方と少し話しました。
人事の方は、
「あんなに暖かい雰囲気で受け入れてくれる面談、初めて見ました。正直、長期休職者を受け入れる部署は重荷に感じていることが多いのでもっと冷たい感じのことが多いです。こんなに暖かく迎えていただける部署はそうそうないので、良い条件だと思いますよ。」
確かに人事の方の言う通りだと思いました。
長期休職した人間を受け入れてくれるだけでもありがたいことなのに、
復職の勇気をくれるような言葉をかけてくださった。
部長には感謝してもしきれない。
業務と曰く付きの次長に不安はありましたが、この部長の言葉で復職の決意を固めることができました。
面談の日、家に帰ってすぐに、英語のオンラインコーチングを探して申し込み、英語の勉強を開始しました。
部長自ら勉強しているのに、部下が勉強しないわけにはいかない。
チャンスをくださった部長には、私を受け入れてよかったと思っていただきたい。
そしてその後、体調が徐々に上向き、無事に一か月半後に復職することができ今日に至ります。
英語の勉強は今も細々と続けています。
復職するまでの一か月半は、受験生のように英語を勉強できたのですが、
やはり働き出すと時間が取れなくなりました。
特に最初、働くことに慣れるまでは体調を崩したり疲れがひどくて・・・![]()
それでも語学は細々とでも続けることが大事だと思うので続けています。
復職してからの日々は、また後程記載していきたいと思いますが、
何とか今までやってこられました。
最近はまた色々あり、辛く思っていたのですが、
今日久しぶりにブログを書いたら、この日の部長の言葉を思い出して、また少し力が湧いてきました。
ストレスの原因も人だけど、勇気や生きる力をくれるのも人![]()
復職できたのは部長のおかげといっても過言ではないので、いちいちめげている場合ではないなと。
何とかして恩返しをしたいと思っているので、明日からまた初心に戻って業務をこなしていきたいと思います![]()