正常染色体での移植後。
ほんのわずかなHCG値で妊娠判定は陽性。
その後、HCGは順調に伸びていき、胎嚢を確認。
受診に行くたびに、厳しいと思います。
育たない可能性が高いです。と言われ続ける。
これで流産になったら3回目。
経過が教科書通りでないと必ずこう言われる。
良いものか悪いものか、それに慣れていた。
でも…
確かにここに居る。
私とは別の魂が存在する。
期待させないように、医師は最悪の想定をして話してくれている。
医療従事者であり、そのようなことは当たり前にある。
でも…
私の体内にあるだけで、エコーでだって見える新たな命はそこにある。
目に見えないものはなかなか信じにくいけれど、生きている。
私にできることは信じてあげるだけだと思った。
それは3回目にしてようやく思えたことだった。
1回目も2回目もそんな風には思えなかった。
だって生まれてくれないなら、存在してないじゃん。
育たないなら、いっそ妊娠しないで欲しい。
もう受診したくなかった。
稽留流産は診断確定まで何度も行かないといけない。
とにかく私はもう病院に行きたくないと思った。
新宿まで通院するのをやめようと思い、確定診断を受ける前に病院を変えることにした。
最後に一つだけ確認したこと。
「流産の原因を確認して、それに対しては出来る限りの方法で対処をしてきました。
もうこれ以上、医学的な原因はないんですよね?」
→「現在の医学では解明できない何らかの原因が存在するかもしれませんが、今の時点ではもうありません。
出来る医学的処置はありません。」
あぁ〜もう神の領域なんだな。
出来ることは全てやったという点では納得できました。