保育園のクラスで「アタマジラミ」が流行しています
との張り紙があった。
頭にシラミが湧く、卵を生みつける、
という虫嫌いには恐怖でしかないやつ・・・
お友達が次々坊主になるのを見て
毎日注意深く頭皮チェックをした。
大きめのフケを見つけた時は恐怖に慄いたりした。
そしてその日はやってきた。
風呂上がりの息子の髪の毛をかき分けて頭皮をチェックしていると、
薄茶のタイ米のような物体が固まって、髪の毛に群生している、、、
私は悲鳴を上げた。
あまりにもショッキングな映像すぎて。
だけど可愛い我が子の大事な髪の毛に寄生している虫に
次第に怒りが湧いてきて
全身鳥肌をたてながら、
寄生している髪の毛の束を鷲掴みにしてカットした。
震える手を落ち着かせながら
他の頭皮を見ていくと、
明らかに「卵」がいくつもある。
発狂しそう、だけど何故か冷静。
私って、まじでヤバい時急に無敵になるモードがあるみたい。
旦那に「今やっている薬局調べてくれ」とお願いし（22時）
すぐに「スミスリンシャンプー」というシラミ殺しのシャンプーをお願いした。
保育園で他のお母さんが「スミスリンシャンプー高いのよね」
と喋っていたのを盗み聞きしていた。
旦那が薬局にチャリをかっ飛ばしている間、
息子の頭皮中をチェックして、卵がついている髪の毛を全部カットした。
成虫らしき物体は一部分にしかいなかったが、
卵が散らばっている。
しかも、テッシュなんかじゃ取れない。
サラサラマッシュヘアの息子の髪の毛を散切りにしていった。
もう無心。
ある程度散切りにして、成虫はいなくなったものの、
髪の毛が長くて卵を見つけられない。
「坊主にするしかない」
髪を切るのが注射よりも嫌いな息子、、
「虫がいるから切ろうね」なんて言っても泣いて拒否。
「ごめんね、息子」
私が手足を抑えて
スミスリンシャンプーを買ってきたばかりの旦那がバリカンを入れる。
泣き喚く息子に「ごめんね、頑張って」と言いながら坊主に・・
あまりにも暴れるから、汚い坊主になってしまったけど、
おかげでほぼ全ての卵を取り除くことができた。
息子の頭皮には赤い炎症があり、
明らかに血を吸われていた跡があった。
毛を刈った後は「スミスリンシャンプー」で念入りにシャンプー
「どうか息子の頭から滅亡してください」と祈りながら。
この時すでに夜の23時過ぎだった。
部屋中に髪の毛が散乱して、部屋で羊でも刈ったんか？状態だったので
掃除機を何回もかけて
熱湯で床を拭きあげて、寝具や衣類を熱湯洗濯した。
もう日付けをまたぐ頃に息子は寝て、
私はそこから「アタマジラミ 皮膚科」「アタマジラミ 薬」 「アタマジラミ 櫛」
などと検索しまくった。
なんだか自分まで痒くなってきて
くまなく頭皮チェックをしたのち
アタマジラミは60度以上で死滅する、という情報から
180度のヘアアイロンで髪を伸ばしまくった。頭皮を火傷したけどお構いなし。
翌日すぐに保育園に電話をしてシラミ発見の第一報をした。
すると「完全に卵が確認できなくなるまで10日はお休みいただいています」
との旨。
卵が一個でもあったらお迎えお願いします、該当児童にはネットを被ってもらいます、って。
おおおお、そうなのか。コロナよりヤバいやつじゃん（語彙）
しかもネットって。
そこまで徹底していてもうつるのが怖いね。皆そんなに休んでたっけ？
という疑問はあったけど、
もう仕方ない。女の子にうつしたら最悪だ。
息子はアタマジラミのせいで長い夏休みへ突入した。
とはいえ、私も盆前の忙しい期間休み続ける訳にも行かず
母にヘルプしてばあば保育園を開いてもらった。感謝。
シラミを発見した翌日、念のため皮膚科に連れて行った。
炎症を起こしている部分が心配だったから。
（ネットで調べたら皮膚科に連れっていっても意味ない、ひたすらスミスリンシャンプーと目視しかないと書かれていた）
皮膚科で診てもらうと、
先生「完全にアタマジラミです、あ、ここにも卵あった」先生がピンセットで卵を摘む。
先生「うちも昔子供がなって大変でした、私もうつっちゃって」
先生の一言に戦慄。
う、うつるんかやっぱり・・・（震）
先生「家族全員スミスリンシャンプーしてください、炎症は痒がったら薬塗ってあげて」
診察は一瞬だった。
痒みどめの塗り薬をもらって帰宅。
もう本当に疲れ切った。
息子も私も。
帰って速攻スミスリンシャンプーした。
そして楽天で頼んでいたアメリカ産のアタマジラミ専用コームで死ぬほど髪の毛をとかした。
スミスリンシャンプーは3日おきに3回やるみたいで
それは3日おきに卵が成虫になるかららしい（キショ）
卵はシャンプーじゃ死なないんだって強い。
2回目のスミスリンシャンプーを終えた息子だけど、
発見してから成虫は出てきていない。
坊主にしたから、隠れ蓑を失い死滅したのかな。
私は今のところ大丈夫そうだけど
万が一あのタイ米虫が寄生した日には丸坊主にする。
キモすぎて耐えられない。
本当に疲れ切ったしトラウマ級の出来事でした。
今年七五三をするつもりだったけど、イガグリすぎて来年かな？
息子もよく頑張った。
集団生活をしていると、毎日清潔にしていてもどこかで感染（？）する可能性があるアタマジラミ
どうか皆様のもとには来ませんように・・・
アメリカ産のアタマジラミ専用櫛についていた説明書
このイラストそのままでした（震）
意外にデカいです。もう胡麻食べれません。
私が発狂して「シラミ●ねええーーーー」と言いながら息子の髪に櫛をとかしていると
「まま、そんなこと言ったらシラミさん可哀想、シラミさんも生きてるんだよ。お引っ越ししてください、って言って」と言われました（笑）
ままの頭には引っ越ししないでね。