
ワタシってサバサバしてるから、通称「ワタサバ」です。
このタイトル、なんか聞いたことありませんか?
よく、ネットの広告で出てくる漫画が原作なのです。
あの広告って曲者だと思っていて…
前に引っかかったのは「ミステリと言う勿れ」という漫画。
ちらっちらっと、気になる画、セリフ、コマ割りなどで読者を惹きつける。まあ、広告なんだから当たり前か…
そして無料配信分だけを読んで、うーん🧐続きはどうなるんだろう?気になると、必ずなるけど、もちろんお金払ってまで続きは読まない。
そういう意味で、ミステリ…もドラマ化されたので、個人的に気になってた、広告の続きの話が観られたので、ドラマ化され、とてもスッキリしたものです。
で、ワタサバ。
この漫画に関しては、続きが気になる、というよりは、主人公がどうしてこんなにも不快なキャラクターなんだろうか?作者は何が言いたい訳??
この点だけでした
普通、嫌な感じの人は主役ではなく、脇役じゃない?この漫画の場合逆なのよね…
そして、こんな人、実際に自分の周りにいたら避けるよなーというぐらい、迷惑千万な性格
だから、NHKの「夜ドラ」で毎日15分間放送されると知った時はちょっとびっくりしました。
この主人公をどう描く
ある意味、すごく興味がありました…
しかし、いつから放送スタートなのかよく把握していなくて(←ザ・適当女)
気付いたら二話が始まってて、あちゃーと思い、とにかくそこから録画し毎日観るようになりました。
こんなに宣伝してたのか…全然気付かなかった
主人公は網浜奈美。大手出版社の編集部の事務を担当するOL
漫画では網浜さんの同僚女性がパワハラされたもう1人の女性を慰めている場面から始まります。
その2人の背後から「パワハラなんてされるのは自分に問題があるんじゃなーい?」「私は言いにくいことでも自分の思ってることはっきり言っちゃうからされたことないよ〜そう!私ってサバサバしてるから‼️」←みたいなセリフだったと思う、、、と言い放ち去っていく。二人はドン引きした後「出たよ、自称サバサバ女」とこっそり言い合う。みたいな。
要するに超勘違い女がいて、自信満々なんだけど本人は全くそれに気付かず次々と迷惑な言動、行動で我が道をいく。みたいなストーリーでした。
無料配信読んだところでは。
この主人公をそのまま描いたら、当然視聴者は不快になるばかりですよね。
しかし、残念なことに?ドラマは原作に忠実に主人公や会社の同僚たち、そして会社関係の合コンシーンなども描いていきます。
ただ、一話一話の終わりに必ず
「安心してください。こんな網浜さんをあなたが好きになるまであと◯◯日」と、カウントダウン方式で視聴者に挑戦状を叩きつけるような⁉️画面がいやいや、絶対に好きになる要素ないから
無理無理
と、叫んでたのは私だけではないはず…
じゃあ、何でこのドラマを観るのか
そこは自分で自分にツッコミ入れながら、網浜さんがどうなるのか見届けたい気持ちが…いやー、性格悪いのお前だろ、って話なんだけど
ただ、このドラマがダメって人も一定数いて、そういう方々は一話二話ぐらい、観ただけで脱落した模様です。まあ、そう、でしょうね…
私も最初のうちはちょっとイライラしながら観ちゃいましたから。
それに、いくら漫画とはいえその行為はアウトでしょ⁉️と確かにドン引きするポイントも出てきます。
それでも観続けたのは、主役の丸山礼さんがすごく気になったから。
漫画の網浜さんはですね。なぜかすごく作者の悪意を感じるぐらい、イヤ〜な感じの女子に描いていて、可愛げもゼロ。この役を演じるのって相当勇気がいると思うのよね…絶対に嫌われる役だもの(・_・;
確かに体型や髪型とかは、主人公のイメージに寄せてきてます。
とは言え、お顔は丸山さんのが全然可愛いし、品もあるんだけど、見事に網浜さんになりきっているの。
丸山礼さんを知らなかったんだけど、女芸人さんでYouTubeもやっていてロバート秋山のモノマネとかもしている方みたいです。
演技はどうやらこのドラマが初めてらしい…
いやー、すごい振り切った演技で清々しくなっちゃうぐらい。すごい芸人魂です
それから、だんだん気付いたのは「あれ?これってアドリブじゃない?」そう。周りの共演者が素で笑っちゃってると思われる場面がちらほら…
そうなると、なんだかストーリーよりも、どの部分までが脚本でどこがアドリブなのか、とか違うところが気になってきちゃうのです(笑)
※どうやら、カットをかけるまで話し続けるように言われ、丸山さんや共演者のトリンドル玲奈ちゃんなど出演者さんたちもがんばってるみたい。
そして、栗山千明もこんなコメディータッチの役は初めてなんじゃないかな??
そんなこんなで、あれー?なんかこれってハマってる?なんて思いながら毎日、楽しみにしちゃってる自分がいました
サバサバ、というキーワードが出てきながら実際はネチネチしてる社内の人間関係、そして網浜さんこそがサバサバではなくネチネチな部分多いキャラなんだけど、それは網浜さんに限らずなんです。冒頭に出てきた女子二人のが、むしろネチネチ意地悪。一歩間違えばいじめだよね?これって…と思えてきます。
漫画はともかく、ドラマでは網浜さんを悪役一辺倒ではなく、あなたの周りにいるかもしれない、ちょっと困った人、といった位置付けで面白おかしく描いているように感じる。
…と思えるようになってきたのはやはり、制作チームの手腕と出演者の方たち、そして主演の丸山礼の体当たり演技のなせる技。
とにかく、笑っちゃうんだよねー
途中から観出した夫も、ちょいちょい笑って観ています
そんなワタサバも今夜最終回。
どう考えてもハッピーエンドになるとは思えないのだけど、、、視聴者もモヤモヤしているであろう「アウト」な行為をどう決着させるのか??
力技で笑える結末に、、、とは思えないのだけど
終わったら間違いなく、ワタサバロスになりそうな予感。