(ノヴァーク版第2稿 1890)
録音:1993年9月12&13日、
ガスタイク・フィルハーモニー、ミュンヘン
チェリビダッケのブル8はちょっと前に話題になっていたものの
新譜は結構な値段だったので見送っていたんですが
3番から9番までまとめてヘ短調ミサ曲とテデウムかついて
12枚組¥3090
という激安価格でタワレコに出ていたので早速・・・
(現在アマゾンで¥2473らしい)
8番は標準的なテンポの演奏でも80分前後
という大曲なんですが
このチェリビダッケの演奏はなんと
107分
という長さです。
とうぜん評価もまっぷたつに割れているんですが
どちらかというと好意的な感想が多い
実際聞いてみると何度も聴くうちに
これが本当なのかも という気がしてきます。
(どうしてもダメだ という人もいるでしょう)
とにかく1度は聴いておいて損はないし
これがこの曲のベスト という人も出てくると思います。
第2楽章の 野人の主題 は
そこそこ速いテンポで演奏されていて
そんなに不自然さはありません
かつて娘。サイトの総本山といわれた GoodMorning で
I wish が 野人の主題に似ている
と話題になったことがありました
(実際にはそんなに似ていません)
第3楽章は長大ですが
この世に存在する最も美しい音楽 という人もあり
ハープが効果的に使われていて天国の気分に浸れます
第4楽章冒頭の コサック隊の進軍 も
それなりのテンポで演奏されてます。
そして長い長いフィナーレの最後に待っているは
野人の主題(ドイツ)とコサック隊のファンファーレ(ロシア)
の融合による大団円
ブルックナーは、この地球の平和を
本気で願っていたのかもしれません。
トラック1:拍手が収録されてます。
トラック2:第1楽章
予想通り出だしからかなり遅いです。
でもただ遅いだけではなく、いいしれぬ迫力に満ちています。
第2主題もそのまま遅いですが極めて美しい表情で流れていきます。
5:’20”くらいから第3主題に入りますがこれも確固たる歩み
結局7'40"くらいかけて提示部を終わります。
そのままの流れで展開部に入り、
弦のピチカートを背景に金管の雄大な唄が流れた後
第2主題の逆行が繰り返される中武骨なクライマックスへ
19'15"くらいでようやく結尾に入り
21分近くかかって第1楽章を閉じます。
アレグロ・モデラート という私事ですが
アンアンテに近いモデラートくらいの印象です。
トラック3:第2楽章
比較的普通のテンポに近いでしょうか
同じアレグロ・モデラートでもかなり違います。
でもこうすることによって2つの楽章の差がきわだち
ともすれば短くて印象の薄くなりがちな第1楽章の存在感が出るのかも

