笠原佑子です。
はい、こちらの続きです。
●彼女の生きづらさのカラクリ
プログラムで対話して、見えてきた問題の本質。
上司のお世話の問題は、父親に繋がっていました。
実は、彼女には“フツウではない”父親との確執があったのです。
父が荒れるから、母親もいつも父が問題を起こさないようお世話ばっかり。
彼女は 母親への負担をかけないように、自分が父親のお世話をするようになります。
先回りして問題が起きないようにと、10歳頃から駆け回ります。
でも本当にしたいことじゃないワケです。
本当は、わたしを見て欲しかったから。
お父さんもお母さんも、私を見てくれない…
誰にも見てもらえない悲しみと、フツウの穏やかな生活が送れない悲しみ。
でも問題を起こされ、フツウの家庭じゃないとバレたら困る!
問題は、お父さんだ!
でも周りの人に、私が本当は父親を大嫌いってバレたら困る!
フツウの家庭じゃないのも、バレたら困る!
“本当の私がバレてはいけない”
“こんな風になったのはお父さんのせい!”
大人になっても父親を憎み、仮面がとれない状態になっていたのですね。
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ということは。
そのやたら手のかかる、問題ばかり起こす上司は、かつての父親の投影なんです。
かつての父親の姿を、社会に出て元夫や上司に映し出していたのです。
ちなみに元夫も、彼の金銭的な問題を彼女が背負い、片付けるという“お世話”をして、離婚したのでした。
でもね、さらに掘り下げてゆくと。
親への愛しか出てこなかったんですよね。
大好きだから、見てほしかったし。
大好きだから、お世話して守りたかっただけ。
どんな感情があろうと、その奥の人の本質は、愛にしか行き着かない。
自分への愛や、大切な誰かへの愛にね。(^^)
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というわけで!
このカラクリに気づかないと修正できないから。
だから、お世話が必要な上司や男性(元夫)ばかりと出会っていたのですね!
無意識の思考は、徹底的に現実に反映されています。
だから問題の本質をしっかりおさえてこそ、現実の流れは変わる。
自分の信じるものが変わり、視点が変わり、感情も行動も変わるのです。
そしたらエネルギーも変わる。
だから、生きる世界が変わるのです。
その後、職場も家族も、お金も、どう変わったのか…こちらに続きます!

