夏の風物詩といえば、何を思い出しますか?
夏祭り、盆踊り、花火大会、スイカ割り・・・
そして、私にとって何と言っても欠かせないのが、高校野球です。
熱狂的な野球ファンでも、元野球部のマネージャーでもないのですが、ひょんなことから去年の夏以来、今更ながらすっかり高校野球にハマってしまいました。
私のハートに火をつけてくれたのは、毎年この季節だけテレビ朝日系で放送される長寿(?)番組「熱闘甲子園」
決勝戦までの約2週間連日連夜放送されるのですが、リアルタイムで見れない時のために連続録画予約しつつ、去年はアメリカにいながらにしてYouTubeでアップされた動画を一日遅れで欠かす事なく視聴していたほど。
実家で野球少年だった弟と父がテレビに食い入るように見ていたのを思い出します。その時は見向きもしていなかったのですが、なぜかこの歳になって私ったら。
勝者敗者問わず、毎回どこかのチームの、どこかのメンバーにフォーカスして、それらを支え取り巻く人々や、試合の裏側、貴重なエピソードを盛り込んだ感動物語を描いています。わずか30分間ですが、涙なくしては見れません。
地元埼玉の花咲徳栄高校の活躍、去年連続ホームランを記録したスーパー新入生・清宮選手が所属する早稲田実業は惜しくも予選落ち、仙台育英、明徳義塾といった名門校の敗退、東邦の9回裏7点差から逆転サヨナラ勝ちなどなど・・・
そして待ちに待った決勝戦。
作新学院VS北海、エースピッチャー同士の頂上決戦。
150km代を記録した高速球の作新学院・今井君に対して、V6岡田君似のさわやかな笑顔が印象的な北海・大西君。54年ぶりの優勝を果たした作新学院に軍配は上がりましたが、わずか一試合の中でもドラマの連続でした。
ハイライト、ぜひ見て下さい。↓
高校野球は奇跡の連続!どこで何が起こるか、どうひっくり返るかわからない!
最後の最後まで予測不可能なのです。
なぜなら、4月から9月まで延々と続くプロ野球と違って、高校野球は1試合1試合が真剣勝負。地区大会から数えて全国制覇するまでに、10試合以上の戦を勝ち抜いていかなければならない。一度負けたらもう二度と後戻りはできない。わずか3年間という高校生活の中で限りあるチャンス。
だからこそ、高校球児たちは常に全力でプレーし、その試合に全身全霊を捧げる。時に悔し泣きもする。挫折や苦しさを糧にして、また来年の夏の大会に挑む。
そんな彼らの一生懸命で直向きな姿に、いち視聴者である私も一喜一憂し、その都度胸を打たれてしまうのです。
そういえば大人になってから、これほど何かにがむしゃらに、一生懸命になれたことってあったでしょうか。
若き青春時代の懐かしさと、歳を重ねて失った何かを取り戻すかのように、今、熱闘甲子園に思いを馳せています。
高校野球の閉幕と共に、いよいよ夏の終わりを感じます。
これが高校野球ロスってやつでしょうか。
私のような高校野球ロスの人に向けたかのように、高校野球を舞台にした青春映画が公開されたようです。
こちらも合わせてチェックしなくては。
「青空エール」
![]() 青空エール [ 下川香苗 ]
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