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遅れ馳せながら、明けましておめでとうございます。
日本から17時間遅れて、こちらアメリカも2016年を迎えました。

紅白歌合戦と除夜の鐘と共に、静かに厳かに新年を迎える日本の大晦日とは違い、世界各地(特にアメリカ)のニューイヤーズイブは、夜空に花火が打ち上がり、街全体がパーティー会場になるほど、とにかく華やかで派手に盛り上がります。

そして今年のニューイヤーズイブ(以下NYE)は、夢にまで見たラスベガスでカウントダウンを体験しました。
一生に一度は行きたい世界のNYEイベントのベスト10にランクインするほど、ニューヨークに並んで、ラスベガスは世界が注目するエンターテイメント都市ならではのビッグイベントなのです。
※2013年のNYでのNYEのレポートはコチラ






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渋滞を見越して12月30日の早朝にロサンゼルスを発ち、約5時間のロングドライブを経て、カリフォルニア州からネバダ州へ州を跨ぎます。

このLA-LV間のロードトリップを経験したことがある人はわかると思いますが。
べガスまでの道のりに、期待に胸を膨らませて興奮状態で臨むものの、都会の風景から徐々に何もない平坦な道へ入り、その後しばらく砂漠が続くので、正直見飽きてきて、ちょっと退屈です。
(途中やけに赤い車が目につき、終いには5台くらい赤に囲まれた瞬間があり、何事かと。いや、神のお告げかもしれないと、カジノのルーレットでひたすら赤に賭けまくったのはこの私です。)







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到着後ホテルにチェックイン。今回は花火が打ち上がるラスベガスストリップ(ラスベガス・ブールバード(大通り)の中で長さ約4.2マイル (6.8 km) にわたる部分を指す名称)から程近いホテルを選びました。

アメリカはクリスマスが過ぎても、年明けまではしばらくホリデーモードが続くので、べガスの主要ホテルBellagioやCosmopolitanなど、行く先々で、イルミネーションを楽しむことができました。これまたベガスならではのゴージャスでバブリーなイルミネーションの数々です。





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映画「オーシャンズ11」のラストシーンでも登場する、ラスベガス名物のファウンテンショー!
音楽と共に、舞い踊るように噴水が吹き出して、その姿はまさに芸術、エンターテイメントです。
週末は15分おきに上がるのですが、何度でも思わず手を止めてしまうほど、その迫力に目を奪われてしまいます。
地上で真近に見ても、ホテルの部屋から見下ろしても、とにかく見応えがあります。




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12月31日、NYE当日。
欲望渦巻くラスベガスの街全体が、いつも以上にどこかワクワク、ソワソワしている様子。

メインストリートにはベンダーが並び、“2016”と書かれたヘッドアクセやハットなど、ニューイヤーグッズを販売しています。中には無料で配布しているホテルやレストランも。
ちゃっかり私もゲットして、ヒートテックとホッカイロを装着して、準備万端!
(そう、前述した通り、今年は異常気象で西海岸は例年より寒く、想定外に防寒グッズが必要になっています。)









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31日18時から翌朝1日4時まで、ストリップは閉鎖されて、車は通行止め、歩行者天国になります。こんな光景は年に一度なので、とても新鮮で、それだけでもワクワクします。

夜が更けていくにつれて、ストリップは人で埋め尽くされ、盛り上がりを増してきます。
寒さに耐えかねた私は、23時過ぎまで近くのカジノで時間を潰してカウントダウンの瞬間を待ちました。







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世界中からこの瞬間を一目見ようと、35万人近くの人々がこの地に集結しました。
若者から老夫婦、子連れのファミリーまで、英語にとどまらず、スペイン語、フランス語、中国語、韓国語・・・世界各国の言葉が飛び交います。





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30秒前!ネオンに包まれたストリップの巨大スクリーンで、カウントダウンが始まりました。



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観衆は一斉に夜空を見上げます。
身動きが取れなくなるほど、ぎゅうぎゅう詰めに混雑する中、大歓声が上がり、W杯の時のラッパを吹く人、お酒を浴びるように飲む人、どこかの国の国歌を大合唱するグループ・・・興奮はマックスに達します。




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3、2、1・・・

1月1日0:00の瞬間にキスをするカップルの姿も♡
(これはニューヨークでもお決まりでしたね。)




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Happy New Year!!!!!!!!!



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ParisとPlanet Hollywoodの間に上がる花火を筆頭に、Bellagio方面と、VENETIAN方面にも、グルッと360°見渡してあちらこちらで、新年を迎えると同時に盛大な花火が、10分間ほど絶え間なく打ち上がりました。






祭りのあと、周囲の人々はみんな高揚していて、どこか満足感と達成感に満ちている様子。
すれ違い様に「Happy New Year!」と笑顔でハイタッチしたり、「Cheers!」と見知らぬ人ともお酒を酌み交わしたりなんてことも。

ちなみに、アメリカのほとんどの州では公共エリアでアルコールの飲酒が禁じられていますが、ラスベガスのあるネバダ州では、認可されているそう。
というわけで、年間を通じてこのニューイヤーズイブの日は、ラスベガスで急性アルコール中毒になる人が最も多いんだとか。






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歩行者天国のストリップから家路につく途中、なぜか各ホテルの入口を入場規制?していて、うまく誘導できておらず、大混乱。まるでデモや難民キャンプのような図。
せっかくみんな良い気分で新年を迎えたはずなのに、台無しになってしまったのが唯一残念だったこと。



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ラスベガスでのNYEイベントは、ストリップに打ち上がる花火を観賞するのが有名ですが、それ以外にも、べガスの各クラブに豪華アーティストや世界的DJを招いて開催されるカウントダウンイベントもまた見逃せません!特に今年は、Bruno Mars、Maroon5、Carvin Harisなど錚々たる面々でした。次回はそちらも体験してみたいとひそかに企んでいます。

花火を終えてあっさり解散、とはならず、そういった近隣でのクラブパーティーや、カジノなど、ナイトライフを朝まで楽しめる環境にあるのもまた、ラスベガスの魅力だと確信しました。








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明け方、夜遊びに疲れ果ててホテルに帰った頃、2016年の記念すべき初日の出を少しだけ拝むことができました。




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初日の出ならぬ、初日の入りは、これでもかというくらいじっくり目に焼き付けました。
夕日とファウンテンショーのコラボが絶景でした。
欲望漲るラスベガスの街をピンク色に染める夕日に酔いしれました。




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2016年最高の幕開けが切れました。
出だし好調、このままカジノでドカンと一発当てたいところですが、そううまくもいかず・・・

ニューヨークでのカウントダウン然り、世界中の人々と同じ決定的瞬間を共有できる感動は、やっぱりラスベガスならでは!
いつ来ても、ドキドキとワクワクが止まらない、大人のための夢の国、まるでディズニーランドのよう!

こういった刺激と発見を忘れることなく、2016年もまた新たな旅に出ようと思います。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。





2016.1.1 渡辺由布子