ホテルで優雅に朝食ビュッフェ、最新のおしゃれカフェでのんびりトーストとコーヒー、超ローカルなベーカリー、中国仕込みのお粥、飲茶専門店を食べ歩きなどなど・・・
マカオの朝食スタイルもいろいろ。
ローカルマーケット同様、朝食こそ、地元の人々の生活を垣間見れる手段。
マカニーズと一緒に庶民の味を楽しめば、朝から元気いっぱい沸いて来るような気がします。
今回の女子旅で潜入取材したお店の中で、最もローカル感漂っていたのが、老舗牛乳プリン屋さん「義順牛奶(イー・シュン・ガウ・ナイ)」
なんと創業100年以上の歴史を持つ有名店で、マカオに本店を構えています。香港にも3店舗あります。(そういえば以前香港を訪れた際にここの牛のマークと漢字に見覚えが!)
11時過ぎに行ったらまだ店内が暗かったので営業していないのかと思いきや、地元の人々が続々と座り込み、あれよあれよと満席に。
まるで給食の配膳室のように並べたプラスチック食器の中に、名物の牛乳プリンが詰まっています。外から見た図はあまり食欲をそそられませんが・・・
名物の牛乳プリンは、中国・珠海にある自社農場から届く新鮮な牛乳を使って作られていて、一日に何度もミルクの入った大きなタンクが台車に乗って届くのだそう。
一杯22HK$(約350円)というと、今のレートではあまり安く感じられないけれど。。
ぷるぷる、とろーり、やわらかくてなめらかな食感。
一口食べると、甘くてやさしい味がフワッと口いっぱいに広がります。
特別に凝った味付けではないけれど、シンプルでどこか昔懐かしいミルクの味。
日本の北海道牛乳や生クリームを使用したらもっと濃厚でコクのあるプリンを作れるような気もするけれど、これくらいあっさりしていればぺろりと完食できちゃいます。
次回はそれに挑戦したいところ。
ちなみに今回の旅の相方、Remiちゃんは、女子には珍しく甘いモノが苦手なのでパス。
それにしても、お客さんのことは構わずに掃除を始める店員さんはさすが。
日本では考えられないけれど、それも一つ、旅らしくていいかな。
長い間マカオの人々の生活を支えて来た名店です。