意外と知らないアメリカの祝日シリーズ第二弾。
4月10日は、アメリカでは「National Siblings Day(兄弟の日)」という記念日。

母の日や父の日のように正式に定められているわけではないのですが、テレビやラジオなどでも「Happy Siblings Day!!!」と報じられているように、兄弟と一緒に過ごしたり、昔の思い出を分かち合える日なんだそう。

先週末のGood Fridayといい、イースターといい、ハワイに住んでみて初めて知る祝日が多いような気がします。

というわけで、遠く日本にいる我が兄弟のことを思い出し、弟夫婦のハワイ挙式の写真を懐かしく振り返っていました。(偶然にも4月10日は彼の誕生日なので連絡してみました。)










私には3歳ずつ離れた弟、妹がいます。こう見えて3人兄妹の長女です。
今から3年ほど前、真ん中の弟が、年頃の姉を置いて誰よりも先に結婚しました。

昔から真面目で、堅実で、硬派で、努力家な彼は、人知れず貯金をしていたり、野球の素振りを毎日欠かさなかったり、今だに筋トレを続けていたり、一人の女性を一途に想い続けたり・・・と、私には無い物をたくさん持っていて、姉でありながらどこか弟を尊敬し、頼りにしているところがありました。













そして、25歳という若さで結婚を決断し、着々とハワイ挙式の計画を進めて、あっという間に実現してしまいました。

オアフ島のCentral Union Churchにて、親族だけでささやかな結婚式を挙げた後、日本で披露宴を開催しました。








私たち家族の前に登場した弟。スラッと伸びた細身の体型に、白のタキシードがキマっていました。
姉バカと言われるかもしれないけれど、こんなにスタイルよく白上下を着こなせる男はなかなかいないなと思いました。





うちの弟にはもったいないくらい、明るくて可愛らしくて、感じの良いお嫁さんが我が家にやって来ました。この日の花嫁さんは一段と美しくて、なんだかそれだけで込み上げてくるものがありました。











本番ギリギリまで、こちらにちょっかい出してふざけ合っていた弟が、バージンロードを歩いて来た瞬間、これまで一緒に過ごして来た26年間の思い出が、走馬灯のように溢れ出てきて、無条件に泣けて来ました。











毎年お正月とお盆休みに決まって家族旅行に行くことが恒例でしたが、いつしか大人になるにつれて集まりが悪くなっていたので、こうして家族全員が集合した旅行は本当に久しぶり。
6歳下の妹とドレスの色をピンクで合わせたり、ホテルまでお迎えに来たリムジンで写真を撮りまくってはしゃいだり、相変わらずの母の天然っぷりに大笑いしたり、ハワイという地で調子よくなった父がますます酔っ払ったり。








爽やかな青空と、暖かなハワイの風が私たちをやさしく包み込みました。
笑あり、涙あり。これまで家族で過ごしたどの時間よりも、最高に幸せな瞬間でした。




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こうして3人兄妹そろって肩を並べるのも久しぶり。
昔はいつも姉の後ろにちょこちょこくっついて歩いていたのに、身長もとうに追い抜いて、顔つきも変わって、いつのまにか立派な一人前の男性になってしまったのね。

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我が弟よ。改めて、おめでとう。
若くして結婚を決断し、いよいよ来月、一児の父となる君を今、誇りに思うよ。
私もとうとう叔母さんになる時が来ちゃいました。

この調子だと、姉バカから甥っ子バカになりそうだよ。笑