もう一つ卵料理つながりで、ハワイのエッグベネディクトと言って最初に名前が挙がるのが、みんな大好き、「Hau Tree Lanai(ハウ・ツリー・ラナイ)」
その名の通り、大きな木の下で食事するスタイルが売りで、いつ行っても30分待ちは当たり前。人気メニューのエッグベネディクトは月5,000食以上売れるという噂も!
ワイキキビーチ沿いをダイアモンドへド方面へ東に向かって進むと、喧騒から離れた美しいカイマナビーチがあります。(以前も紹介しましたが、ここでヨガをしたり、ピクニックパーティーをしたりしてます。)
ホテルニューオータニの1階にあるビーチ沿いの小さなレストラン。
わずか15卓のテーブルの、さらにオーシャンビューの特等席は5卓ほど。大きな木がテーブルを覆うように店のど真ん中に生えています。
ブレックファスト、ランチ、ディナー、どの時間帯も、必ずウェイティングリストに名前を書き、ブザーを手渡されて待たされるほどの大盛況っぷり。
上から覗くと、木の周りにめいっぱい人が詰め込まれて、異様な光景。しかも、朝食タイムは特にお客さんのほとんどが日本人。
「ハワイの朝食はハウツリーラナイでしょう!」って日本のガイドブックが仕込んで定着してしまったのでしょうか。
ようやく席についてオーダーしてから、さらにしばらく待って、噂のエッグベネディクトが登場。
■Classic Egg Benedict
当店名物。グリルしたイングリッシュマフィンに、カナディアンベーコン、ポーチドエッグ、オランデーズソースと見た目はシンプル。
これだけ長い時間おあずけにされたから、しっかり目に焼き付けておかないと。写真もいろんな角度で撮りまくりました。期待が高まります。
■Salmon Benedict Florentine
ベーコンの代わりに、サーモンとほうれん草バージョンも。フローレンス風だそう。それ以外はほぼ一緒。
■Super Kimana Benedict
右はフィレ肉、左はロブスターバージョンのベネディクトは、28ドルという強気の値段。
さて、感想はというと・・・
うん、たしかに美味しい。半熟卵にフォークを入れてトロリとこぼれるあの感動は期待通り。オランデーズソースもたしかに5000食出てるだけあります。
が、正直のところ、30分以上待って、この値段(一皿17~28ドル)で、しかもこの待遇の悪さで、もう一度食べる価値はないかな。。あくまで個人的な意見ですが。
パンケーキはアメリカっぽい大味なので、迷ったならエッグベネディクトをオススメします。
とはいえ、私自身も、日本の友人や家族と5回くらいは足を運んじゃっているので何とも言えませんが。
ハウ・ツリー・ラナイで唯一、いつもニコニコ感じの良いウェイトレスのおばちゃんと記念撮影。
(ほかの店員さんはあまりの忙しさに殺伐としている印象。)
朝食時間の閉店ギリギリまで居座ってみたら、お客さんも見事にいなくなって初めて貸切状態を味わいました。本当はこんなに素敵な空間だったのね。やっぱりロケーションは最高なんです。
百聞は一見に如かず、ものはためしで、是非一度行ってみては?