一日24時間の中で一番好きな時間帯はいつですか？何をしている時間が一番幸せを感じられますか？
私の場合は、迷わずマジックアワーと呼ばれる日没の前後1時間。
このわずか１時間を、どこで、どのように過ごすかが私にとってはとても重要で、ひそかな毎日の楽しみにしています。
世界各国旅を重ねて、さらにハワイで暮らし始めてから、いっそう空を眺める機会が増えました。
とにかく夕日には目がなくて、キレイな夕日を見るためなら、北から南へどこへでも行きます。
そんな夕日マニアな私の、オアフ島におけるオススメ夕日スポットはいくつかありますが、中でもハワイ旅行中に是非一度は訪れてほしいのが、Tantalus Lookout。タンタラスの丘です。
ワイキキから車で20分ほどで、シティの喧騒から離れて、ホノルルの北部、コオラウ山脈の山裾の、静かな小高い丘に辿り着きます。
ワイキキからの道中はカーブが連続していて（ヘアピンカーブと言うそう）急な坂道が多いので安全運転を。
車がなくても夜景観光オプショナルツアーが多数催行されています。
タンタラスの丘はどちらかと言えば夜景スポットとして知られていますが、丘の上には日中のみ（18:30CLOSE）入園できる、Puu Ualakaa State Park（プウ・ウアラカア州立公園）があり、その展望台から眺めるホノルルの日景、夜景、特に日没前後の夕景は、言葉を失うほどの絶景です。
うちのPSYボスがハワイに遊びに来た時は、丘の上で観光客から視線を集めながらも、ヨガポーズを決めました。
夕日に照らされながら思わずうたた寝したくなる癒しの時間。
レジャーシートがあると芝生の上に寝転がれます。
今の季節は肌寒いので羽織りものを忘れずに。
左にはダイヤモンドヘッドとワイキキ、真ん中にはアラモアナ、ワード、ダウンタウンエリアのビル群、右にはホノルル空港まで、さらにそれらの奥には果てしなく広がるホノルルの海が見渡せます。
ビーチに傾いた夕日は、ホノルルをゆっくりとやわらかい光でオレンジ色に染めていきます。
まん丸の夕日が水平線に触れてからは海に吸い込まれるように沈んでいくその時間は、驚くほどあっという間です。日没後は、南の空がピンク色から次第に暗くなり、しばらくその余韻に浸る人々の姿も。
知る人ぞ知る秘密の場所から見たこの日の夕日は、いつもより丸く赤く燃えているようでした。
州立公園が閉園後は、ワイキキ方面に戻りつつ山道を下りながら移動して、夜景を楽しみます。
街のイルミネーションがポツポツと灯り始める光景は、まるで宝石箱のよう。
香港の100万ドルの夜景はピンクやブルーのネオンが目立ちますが、ハワイはネオンサインが禁止されているため、オレンジ色の光で統一されていっそう美しく思えます。
（そういえば昔、アメリカ人2人組にリムジンでタンタラスの丘の夜景を観にに連れて行ってもらった記憶があります。若気の至りですが。）
タンタラスの丘で秘密のデートを♡
- Mt Tantalus
Tantalus Dr
Honolulu, HI 96805
Puu Ualakaa State Park
Round Top Dr
Honolulu, HI 96805
(808) 587-0300