青森の大鰐(おおわに)温泉は、開湯800年の歴史を誇る温泉地。
古びた銭湯から、近代的な旅館までもが隣接して、「温故知新」に触れる風情のある街並み。
界 津軽でも、樹齢2000年を超える古代檜と呼ばれる巨木を使った、自慢の大浴場。
檜の香るリンゴがプカプカ浮かびます。
古代檜の感触ととろりとした手触りの優しいお湯は、肌に馴染んで、何度も入ってしまいたくなるほどの気持ち良さ。(実際のところ、わずか1泊2日の滞在で5回は入浴してしまいました。)
大きな窓からは心地よい風が吹き抜け、緑あふれる木々を、これからの秋の季節は紅葉を、さらに冬にはしんしんと降り積もる雪を愛でながらゆっくりとお風呂に浸かれる贅沢なひと時。
温泉でぽかぽか温まった後は、お待ちかねの夕食タイム♡
日本一の生産を誇るリンゴやニンニク、青森を代表する高級食材の大間のマグロや帆立、アワビなど津軽海峡、日本海、太平洋の豊富な海の幸。
(残念ながら大間鮪は8月は時期ではなく食べ損ねてしまったので次回こそは是非!シーズン真っ只中のこの秋は、「大間鮪づくし会席」という夢のようなプランがあるんだそう!)
まるでパレットのような色彩豊かな食材とセンス溢れる盛り付けに、女心をくすぐられます。
お料理の品数は15近くあるのですが、事前にコースの献立を見られるので、お腹と相談しながらペースをつかめるのもまた、女子的には嬉しい。
土鍋で炊いてくれた白飯の余った分はおにぎりにしてお部屋に届けてくれるという素敵なお心遣い♡
食後には、津軽三味線の生演奏が毎晩開催されます。
全国津軽三味線チャンピオンと、そのお弟子さんの登場。
お弟子さんというのは、なんとここ界津軽のスタッフさん!夜な夜な練習して舞台に立てるほどの腕前になったのだそう。
白熱のライブの後は、青森の地酒を片手に、三味線奏者と一緒に「あどはだり(三味線用語でアンコール、おかわりの意だそう)」といった三味線談義で花を咲かせます。
津軽塗、津軽びいどろ、金山焼といった津軽を代表する酒器に注いだ季節限定の銘酒が贅沢にも3種!
そして特別に、人生で初めての津軽三味線初体験!
手に取ってみると意外と重くて、ネックも長く、操りにくいし、ギターで言うピックの部分も大きくて重い!簡単そうに見えて、とても素人には難しい。
さすが幼少期からの長年の鍛錬あっての楽器なんですね。
貴重な体験をありがとうございました。
秋の夜長をすっかり満喫してしまいました。
ちなみに、プロが弾くとこうなります。
(HPにてカッコ良く編集されていたので転載しました。)
翌日は、朝風呂からの、豪華な和朝食で一日がスタート。これぞ国内温泉旅行の醍醐味。
キラキラ光るお米があまりに美味しくてみんなおかわり。
食前酒の代わりに出て来たリンゴジュースが、実が詰まってあまりに感動したので、まりちゃんはお土産に5本も買って帰りました。
まさに“あどはだり”をしたくなる、青森津軽女子旅。