東京で暮らしてもう10年以上にもなるのに、実は今だに知らないこと、行ったことのない場所があったりする。
たとえば毎日どこかしらで目にする東京タワー。
ある時は電車の窓から、タクシーから、ふと見上げるように。
またある時は高層ビルから、誰かの家から見下ろすように。
昼間は、青空に向かって赤く堂々と聳え立ち、日が暮れれば夜空の中で赤く光り輝く。
どんなに遠くても、どんな角度からも、その存在感は何にも替えられない。
単なる電波塔にとどまらず、まさに東京を象徴するシンボルだから。
“東京のシンボル”と謳いながらも、こんなに近くに住んでいるのに、なにげにこの30年間、333mのタワーにすら登った経験がなかったことに気づきました。
(正確には過去に雑誌のクリスマス特集の取材でチラっと行ったことはあるけれど。)
東京にいると、そこにあることが当たり前すぎて、地方や海外から友達が来たりしない限り、今更東京タワーの麓すら行くチャンスがなかったりします。
富士山が世界遺産登録されたと世界的にこれだけ騒がれていても、今だに登頂したことがない日本人が多いように、日本人として海外に出た時に、外国人に日本の魅力をより多く、正確に、発信すべく、今こそ日本を、東京を再発見する必要があるのでは?と感じていました。
そんな中、今年に入ってついに、東京タワーの大展望台に足を踏み入れる機会がやって来ました。(しかも二度も!)
高速エレベーターに乗ってグングンと大展望台へ上がって行きます。
クリスマスバージョンなのかレインボーのライトアップでした。
地上150mというとピンと来ませんが、高所恐怖症でも何でもないけれど、シースルーの床から地上を見下ろすと、さすがに足が竦みました。
次回は是非東京タワーを階段で登ってみたいところ。
展望台は朝9時から営業しています。
開店と同時に中国人や西欧人の観光客がたくさん訪れます。
この日は朝ヨガイベントのため、運良く朝日と共に、東京のビル群の向こうに富士山を拝むことができました。
豆っ粒みたいな東京スカイツリーも目に飛び込んできました。
元祖観光名所、東京タワー(333m)から、新名所のスカイツリー(634m)を見るというなんとも贅沢な体験。
夜はclub333というラウンジに変わり、粋なジャズライブが行われます。
お酒を飲みながら、宝石箱のようなキラキラの東京の夜景を肴として、音楽に酔いしれます。
夜空の上で、歌って、踊って、楽器を演奏したら、どんなに気持ちのよいことでしょう。
館内には至るところに、東京タワーの模型がありました。
観光客だましのお菓子やTシャツ、キーホルダーなども。
サンタやトナカイの衣装を着て、クリスマスムードたっぷりのハートと東京タワーのオブジェを背景に、自由に写真撮影が楽しめます。
イイ歳した大の大人たちがまたもコスプレしてはしゃぎました。
年賀状にしたいくらい我ながらいい出来映えじゃないの!笑
12月15-26日までの期間限定で、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を祝し、“2020”の文字と同時に、オリンピックカラーをイメージしたダイヤモンドウェールが点灯されています。
今宵は夜空を見上げてみて★
そこに新たな東京の一面があるはず。