これから50年、世界はトルコを中心に回る!?
アジアとヨーロッパを結ぶ唯一の国、トルコ。
個人的にも数年前からご縁があって訪れる機会が増え、イスタンブール、アンタリア、カッパドキア・・・と地域によっていろんな表情を持つトルコという国に惹かれています。
惜しくも2020年オリンピック開催国には選ばれませんでしたが、経済、社会、芸術、食文化、観光産業、あらゆる面でこれからますます注目の国です。
そして来年2014年、日本とトルコは国交樹立90周年を迎えます。
それを記念して、先日都内某所にて「トルコ・ファッションの世界」と題したファッションイベントが開催され、トルコ航空さんにお招きいただき観覧してきました。
トルコ大使館文化部と、トルコの言語や文化、芸術等を海外各国で紹介することを目的として設立された公的機関「Yunus Emre Enstitusu」が主催で、宮廷衣装や民俗衣装をモチーフにした華やかなトルコの服飾文化の世界をファッションショー形式で紹介するイベントです。
男性服に関しては、世界のファッションスクールベスト3にも選出されている、文化服装学院の男子学生自らが、デザインを起こし、トルコの生地や材料を使って長時間かけて制作したそう。
トルコの伝統様式を活かしながら、着物や袴のような和テイストも取り入れていて、日本とトルコのコラボレーションコスチュームがここに実現しました。
30着以上のランウェーからお気に入りや印象的なものだけ抜粋しました。
【民俗衣装】
縁飾りなどに使うトルコのレース刺繍“オヤ”を衣装にアレンジしたり、キリム模様やカラフルなビーズ使いも素敵。
【皇帝・メフメット・二世時代】
トルコの伝統技法によるぶどうの刺繍やたくさんの宝飾品が当時の力を物語ります。
ゆったりとしたズボン状のサルワール(サルエルパンツ)も使われています。
【カフタン】
シルクのブラウスとサルエルに、カフタン状の黒いボレロを合わせて、現代風にアレンジしていました。
【イブニングドレス】
鮮やかなグリーンや、エレガントなブラックのドレスは、世界中の社交パーティーでも見られるようなデザイン。
【ウエディング】
【国旗】
そして、フィナーレを飾るのにふさわしい、真っ赤なドレス。
よーく見たら、トルコの国旗をアレンジしたイブニングドレスでした。
さすがの愛国心です。
トルコ共和国のセルダル・クルチ駐日大使をはじめ、世界を代表するファッションデザイナー山本寛斎氏など、多数ご来賓も出席しました。
誰よりも存在感を放っている、KANSAI YAMAMOTO、、、
記念撮影を快諾してくれたショーモデルさんを前に、
「Teşekkür (ティシュキュル)♡」と数少ないトルコ語のボキャブラリーで感謝を伝えたら、「はい、どうもね」とあっさり日本語で返されました。
さすが親日の国、トルコです。