11月20日。
ワタクシ渡辺由布子、ついに30歳という大台に乗りました。
たくさんのお祝いメッセージをありがとうございます。
FacebookやTwitterといったSNSを通じて、この瞬間にこれだけの人たちが自分のことを気にかけてくれたということが何より嬉しいです。
あとで一つ一つのお言葉、大事に噛み締めながら読み返してお返事させてもらいます。
予告通り、今年の誕生日は、世界の中でも私の大好きな場所、ハワイで迎えることができました。
ロケ最終日の夜、JTBの撮影も全て終え、今回のスタッフの皆さんとアラモアナホテルのレストランで打ち上げ、と同時にバースデーケーキでお祝いしていただきました。
朝から晩まで過密スケジュールの中、6日間(シンガポール取材から一緒の人は全部で10日間くらい)を共に過ごした15名のスタッフの皆さん。
暑さと疲労困憊で折れそうになりながらも(途中ダウンしてしまった方もいましたが)、終始私達の体調を気遣ってくれたり、関西人パワーで盛り上げてくれたり、とにかく笑いの絶えない楽しすぎる現場でした。
現地時間20日0時になる瞬間も欠かさずに隣で「おめでとう」と言ってくれた磯部奈央ちん。
なにげに18歳から数えて、もう10年以上の付き合いになるけれど、まさかアラサーになってもこうしてハワイで一緒に撮影とかしてるなんて思っていなかったよ。
今も昔も変わらず抜群に可愛くて、どんな時もキラキラの笑顔でハッピーオーラを振りまいてくれるなおちん。
あなたと一緒で本当に良かった。この瞬間は一生忘れないだろうね。
誕生日当日は朝便でホノルルを発ち、日本に戻って来たら日付が変わって翌日21日(←今ここ)。
というわけで、今年の誕生日は残念ながらいつもより短く、半日くらいは機内で過ごすことになってなんだか損した気分だけど、まぁこれはこれで私らしくていいかなと思います。
さて、今からちょうど一年前の29歳の誕生日に掲げた、「20代にしておきたい17のこと。」
ブログで堂々と宣言しておきながら、振り返ってみると3分の2くらいしか達成できていませんでした。(ラーメン二郎と、ヘッドスタンドはヘルニアになりながらも早々とクリアしましたが。笑)
残した課題は次の30代に持ち越すなんてちょっとかっこ悪いけれど、着実にこなして、新たな目標を設定していきたいと思います。
ハワイ行きの機内で、眠気を誘いつつ、羊を数えるようにして、20代のうちに出会った人の顔を思い出してみました。
ある人曰く、10代までは親からの授かり物だけど、20代以降は生活環境や経験、取り巻く人々の影響で、人間の表情や体型、思考、あらゆるものが形成されるそう。
大学で出会った一生モノの親友たち。
職場で出会った、社会勉強させてくれた上司たち。
ヨガを通じて出会った、共に刺激し合い前進できる仲間たち。
世界で出会った、人生観を変えてくれた人たち。
盲目な恋も、禁じられた遊びも、曖昧な関係も、愛される喜びも。
10代ではこれっぽちも知り得なかった経験をこの10年間で数えきれないほど体感しました。
楽しいこともあれば、時に辛いことや苦しいこと、理不尽なこともたくさんあって、その都度誰かの言葉や存在そのものに助けられてきたような気がします。
私の身にどんなことがあっても、私がどうであれ、絶えず愛情を注いでくれる家族や友達、恋人。
私は政治家でも警察官でも経営者でもないから、世界平和や日本の改革を願うよりも、まずは私の周りの大切な人達を幸せにすることが、今の私自身の力でできることなんだと思っています。
自分本位に生きてきた20代から、守るべき誰かのために捧げられる30代に、少しずつシフトしていけたらと思います。私らしく。
最後に、11月20日という私の誕生日は、実は両親の結婚記念日でもあるので、渡航前に普段めったに贈ることのない手紙をこれを機に送りました。
結婚30周年おめでとう。
そして、30年間育ててくれてありがとう。
何不自由なく、健康に、幸せに、今日まで生きてこれたことは、お父さんお母さんのおかげです。
本当だったら結婚式のスピーチで言うべきようなことなんだけど、残念ながらまだ先になりそうなので、ここで感謝の気持ちを伝えさせて下さい。
ようやくこの歳になってみて、いろんな場面で親の有り難みってやつを再認識しています。
お父さんの、器用で堅実なところも、クールで頑固なところもそう。お母さんの、隔てなく誰とでも仲良くなれるところも、料理が苦手なところも、娘の私はしっかりと譲り受けているような気がします。
今、二人の子として生まれて良かったと心から思います。
せっかく兄妹3人が親元を離れたんだから、たまにはデートしたり、旅行に出かけて、夫婦の時間を大切に、いつまでも仲良くしてね。
時間をかけて親孝行をカタチにしていくので、どうか長生きしてね。
2013.11.20 由布子