三連休はいかがお過ごしですか?
11月のこの連休は、珍しく予定を詰め込まず、時間に追われることなく、身辺整理で断捨離したり、思いつきで日帰り温泉に行ったりとのんびり過ごしています。

さて、9月の三連休で訪れた舘山寺温泉旅行ついでに、静岡県浜松市という地を時間の許す限り観光してきました。

私達の暮らす都内からは、天気の良い日に頑張っても米粒くらいの大きさしか見えない富士山を、この日ばかりは夕焼け空に贅沢なくらい独り占めしながらドライブしました。









浜松といえば、やはり徳川家康が築き上げ、天下統一の足がかりとなった浜松城。
ここを拝まずして帰るなかれ。
家康は29~45歳までの17年間をこの城で過ごしたそう。
歴女ではないけれど、高校受験で一生懸命詰め込んだ日本史の記憶を引き出しながら、この城に一歩一歩踏み入れて行くと、どこか感慨深いものがあります。
展望台からは、浜松市が一望でき、近所の中学校から体育祭の応援団の練習が聴こえてきて、歴史の中に“今”を感じる不思議な空間でした。









星野リゾート 花乃井(現・界 遠州)」をチェックアウトした後、徒歩1分、目と鼻の先にあるアミューズメントパーク「浜名湖パルパル」へ。
浜名湖に面したこのエリア随一の遊園地で、子供連れのファミリーからカップルまで童心に帰って遊ぶことができ、夏場はプールや打ち上げ花火も楽しめるそう。

又、日本一長い周囲長を持つ汽水湖として知られる浜名湖を「浜名湖遊覧船」で60分かけて観光クルーズするのもオススメ。
夏の夜は、浜名湖パルパルから打ち上げられる花火を船上で鑑賞することもできます。

浜名湖パルパルから大草山の頂上を目指して、浜名湖上を「かんざんじロープウェイ」で360°パノラマの雄大な景色を見渡しながら渡るのも次回は是非体験してみたいところ。

さらに車で5分の距離に、はままつフラワーパーク、浜松市動物園などもあるので、自分ならではの観光プランを立てるのもいいかも。









東京への帰り道、これまた急遽、静岡県三島市にある父方の祖父母の家に遊びに行きました。
「今浜松に来てるんだけど、明日の夕方おばあちゃんちに寄ってもいい?」と、なかば強引に失礼ながらも電話してみました。
突然の訪問だったにも関わらず、三島で一番美味しいと評判の、特上のお寿司を用意して出迎えてくれました。
生まれた時から毎年のようにお正月、お盆休みと、家族で祖父母の家を訪ねては、こうして御馳走を振る舞ってくれたおばあちゃん。
どんなに歳を重ねても、おばあちゃんにとって私はいつまでも孫で、昔と何一つ変わらず愛情を注いでくれることの有り難みが、今になってようやく身に染みています。


2020年の東京オリンピック開催の話題になった時、「喜ばしいことだけれど、7年後と言われても、私らなんてどうしてるかもわからないからピンと来ないのよ。」
おばあちゃんの寂しいそうな表情と、現実と向き合った一言に胸が詰まりました。

私が考える未来は5年、10年先のことで、そこに当たり前のように自分の家族がいたり、おばあちゃんがいる絵を思い描いていたから。

おばあちゃんにとってのこれからの7年を、未来を、私はどう彩ることができるのか?
私にできることは何か?

おばあちゃん、どうかどうか長生きしてね。