先月、伊勢神宮遷宮直前の絶好のタイミングで訪れた三重県が今、「住む人も、訪れる人も、誰もが幸福を実感できる元気な県」を目指して、2009年から6年間にわたって全県的に取り組まれている県民力拡大プロジェクト、それが「美し国おこし・三重」です。

「美し国」という言葉は、日本書紀で天照大神の祭祀を倭姫命伝説に託された一節に初見されるそう。
また、伊勢国が永久の理想郷とされる「心の満たされる地」であるという意味も含まれ、海や山、自然に恵まれ、まさに心が満たされ、人が暮らすのに理想的な地として掲げています。                                                                                   













たとえば、障害者が働けて健常者と集える場として地産地消を取り入れたカフェの開業や、世界遺産の熊野古道の銚子川でソーシャルレジャー、ウォーキングをして街をつなぐなどなど。
地域の特産物や、特色ある自然や歴史・文化などを活かして、さらに魅力や価値を向上させ、全国に情報発信すると共に、集客交流の拡大を図り、自立・持続可能で、元気な地域づくりへとつなげていきます。

5年目の今年はそのプレイベントとして「プレ縁博みえ」が開催され、伊勢、桑名、四日市、鈴鹿、津、松阪、伊賀、尾鷲などの県内各地で9月から12月にかけて、なんと300件以上の多彩な催し物が企画されています。









そのうちの一つ、「全国高校生スクール“S”セレクション」の会場にお邪魔しました。

“S”とは、「食」「生」「職」で、さらに「School」「Student」「Social Bussiness」「Smile」「Sun」「Sustainable」「Super」など、未来に続く素晴らしい言葉にも繋がって行きます。
この日は、北海道から沖縄まで全12校が参加し、各校の取り組みの発表や、開発商品の展示販売を行い、交流しながら評価を受ける場所です。

ここ多気町は、ドラマ「高校生レストラン」のモデルにもなった「まごの店」があり、今もなお多気相可高校の現役高校生が運営しています。

高校時代の文化祭を思わせる手作り感満載のイベントで、なんだかほっこりした気分になりました。


同日開催の高校生国際料理コンクールでは、オーストラリア、ニュージーランド、ニューカレドニア、タヒチ、台湾など世界各国の高校生が世界の頂点を目指して料理の腕を競い合う、毎年恒例イベントです。




▲秋田産しょうゆを使った北あきたバター餅。




▲赤いりんご「てれやさん」を使ったジャムやジュース。


▲ワラビ粉が含まれた山口県特産「外郎(ういろう)」のモチモチとした食感を活かして、チョコレート外郎、桜葉花の塩漬け外郎。



▲埼玉県寄居町特産ハーブ「エキナセア」を用いたオリジナルマドレーヌ。





▲宇宙大豆で作った、世界初の味噌汁。


郷土料理や特産品に着目して研究活動をしている高校生たちをはじめ、この地域の人々の楽しそうな笑顔が印象的でした。

一人一人の取り組みが、人と地域と自然をつなぐ架け橋になる。

そこから生まれた“縁”や“絆”が三重をもっと輝かせる。
地域に暮らし、地域のことを思う人達が手を携えれば、そこから大きな力が生まれて来る。
「外からお客さんを迎える、もてなすばかりではなく、住んでいる自分たちが楽しむ」ということを心がけ、活気溢れる地域があって初めてそこに集客があるのです。

この三重県の「美し国おこし」は、新しいスタイルの地域づくりとして、私達にも大きな可能性を示してくれ、今後全国的に注目されていくと思います。






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ちなみに、この「美し国おこし・三重」のマスコットキャラクターは「う~まちゃん」
頭に載せた輪は、人と人の絆の「輪」と協力の「輪」を表しているとか。

くまモン、ふなっしーに続き、次なるゆるキャラブレイクの予感!?



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